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サルデーニャの蜜蜂
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 2020/05/27 |
JAN | 9784093887748 |
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商品レビュー
3.8
13件のお客様レビュー
イタリアでの日常を描いた短編集なのかエッセイなのか イタリアの風が心地良く吹き抜け、短編集なので軽く旅先で読みたい 「波酔い」に1番心惹かれたかな
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イタリアを成す様々な人々、特に女性を主とした生き様が、街の歴史とともに紡がれている。 様々な街、場所(船上や陸上も)で偶然の出会いから広がる人との連なりと時空間。 一人ひとり、建物一つ一つ、その土地どちに物語がおり、それらを丁寧に掬い取り綴っている。 この、内田洋子さんの感性...
イタリアを成す様々な人々、特に女性を主とした生き様が、街の歴史とともに紡がれている。 様々な街、場所(船上や陸上も)で偶然の出会いから広がる人との連なりと時空間。 一人ひとり、建物一つ一つ、その土地どちに物語がおり、それらを丁寧に掬い取り綴っている。 この、内田洋子さんの感性と、その心地よさを感じる言葉がとても好き。
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「本の窓」という雑誌に2018年から2019年にかけて連載されていたものを、まとめたもの。15のエッセイと言えば良いのか、短編小説と言えば良いのか、といったストーリーが収められている。 内田洋子の本は数多く読んでいる。最初の頃は、ストーリーの1つ1つの鮮やかさに惹かれていた。今で...
「本の窓」という雑誌に2018年から2019年にかけて連載されていたものを、まとめたもの。15のエッセイと言えば良いのか、短編小説と言えば良いのか、といったストーリーが収められている。 内田洋子の本は数多く読んでいる。最初の頃は、ストーリーの1つ1つの鮮やかさに惹かれていた。今でもそれは変らないのだけれども、それに加えて、ストーリーの「多様性」に驚き惹かれるようになった。 「多様な登場人物」。内田洋子は、どこでどうやって、このような多様な登場人物と知り合ったのだろう。 「多様なトピックス」。内田洋子は、どうやってこのような魅力的な場面に出くわすことが出来るのだろう。 「内田洋子自身の多様な生き方」。内田洋子は、イタリアに渡ってからも、多くの土地に暮らし、多くの職業に就いていたようだ。上記の多様な登場人物、多様なトピックスのベースとなっていることであるが、その多様な生き方自体も面白い。 ストーリーの多様性。 「壁の中の海」は、おそらく、別の本になっているモンテレッジォの村の話。 「辛い味」は、夏の浜辺で会うだけの70代の夫婦との交流。 「建築家のカーディガン」は、男たちのミラノファッション。 「迷える庭園美術館」は、超富裕層夫婦のライフスタイルと道楽の話。 「サルデーニャの蜜蜂」では、たまたま手に取った本から、昔親しんだ、サルデーニャでのことを思い出す。 ひとつひとつが楽しく、飽きが来ることがない。 軽く読めるエッセイ集・短編小説集として、これからも愛読することになるだろう。
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