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イーユン・リー(著者), 篠森ゆりこ(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2020/05/19
JAN 9784309207964

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商品レビュー

3.7

22件のお客様レビュー

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2024/07/27

読み切るのがつらい物語だった。 もう、どんなに望んでも死者は蘇らない。 同じ川に二度は入れない。 思い出は風化して、死者はずっと、歳をとらない。 読んでいると、頭にこびりついて、悲しくなる。 そして、英語語源の理解が浅い私にとって、言葉の語源を理解することも難しかった。 理解...

読み切るのがつらい物語だった。 もう、どんなに望んでも死者は蘇らない。 同じ川に二度は入れない。 思い出は風化して、死者はずっと、歳をとらない。 読んでいると、頭にこびりついて、悲しくなる。 そして、英語語源の理解が浅い私にとって、言葉の語源を理解することも難しかった。 理解できる部分だけをニュアンスで感じようと読み解いても、もうそれは、ただどこまでも悲しい。 もし、自分が同じ経験をしていたら、まともに読めなかったのではないかと思う。

Posted by ブクログ

2023/10/15

16歳で自殺した息子と心の中で対話する母。想像するだけで辛い。独特な言い回しの文章に慣れるまで時間がかかった。

Posted by ブクログ

2022/07/11

初めは少し読みづらく感じたが、読んでいくうちに文体に慣れていけた。また訳者あとがきにもあるが、本書は母である主人公が亡くなった息子との会話を妄想するものなので、このような文体となっている。 子供や友人を亡くす小説は読んだことがあるが、そういう"物語"ではなく...

初めは少し読みづらく感じたが、読んでいくうちに文体に慣れていけた。また訳者あとがきにもあるが、本書は母である主人公が亡くなった息子との会話を妄想するものなので、このような文体となっている。 子供や友人を亡くす小説は読んだことがあるが、そういう"物語"ではなく、ニコライがどうして亡くなったかなどは描かれていないのに、会話形式で淡々と作品が進んでいくことに、主人公の深い悲しみが表れていた。 作中で「絶対」「永遠」を作者が否定するような描写があったが、きっと自分の中で繰り返してきたのだと思う。 本来子供は自分より長生きするもののはず。でもそれは「絶対」ではない。 私自身は子供もおらず亡くしたこともないので、作者の本当の気持ちはわからないし、軽々しく共感したり寄り添うことは出来ない。ただ、その作者の心に少しでも触れる機会を得られたことに感謝したい。 作品の最後に訳者あとがきがあるが、この作品が書かれた背景や作者自身について書かれており、恥ずかしながら作者のことを知らなかった私にとってはあとがきでさらに作品を理解できたように感じた。

Posted by ブクログ