殺意の隘路(上) 日本ベストミステリー選集 光文社文庫

アンソロジー(著者), 青崎有吾(著者), 恩田陸(著者), 赤川次郎(著者), 有栖川有栖(著者), 伊坂幸太郎(著者), 石持浅海(著者), 乾ルカ(著者), 北村薫(著者), 日本推理作家協会(編者)

• 販売会社／発売会社: 光文社
• 発売年月日: 2020/05/13
• JAN: 9784334790202

商品レビュー

2021/03/15

面白かった。ミステリー作家の想像力、筆力に楽しませてもらえた。
伊坂幸太郎さんの、彼らしい爽快な展開もよかったけど、一番は恩田陸さんの「柊と太陽」。
赤い服を着た「三田」が土を詰めた靴下で「悪面(あーめん)、悪い子はいねがー」と言いながら殴る風習の元になったものは何だったのか。読みながらくすくす笑えて、誰かと分かち合いたくなる面白さだった。
骨太な本を読むのに疲れた時に読みたくなる、ほぐしてくれる感じのライトな小説集。