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CPおばさんのわるあが記
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CPおばさんのわるあが記

小森淳子【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 群青社
発売年月日 2015/07/25
JAN 9784434209260

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2024/07/08
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P.11 本当の意味で賢いというのは、いちばん弱い人の立場に立てることなんだ。 P.14 私は障碍者に生まれたことが嫌なんじゃない。 障碍者だからこう生きなさいと言われることが嫌だったんだ。 健常者と同じ仕事を無理してするより、自分にしかできないことを仕事にしたい、と考えるようになった。 P.31 私たちには、ある想いがあった。 娘は素晴らしく少ない確率で、せっかく障碍のある2人のもとに生まれてきたのだから、私たち障碍者の手でへたくそに育てることで、障碍者の素のままを肌で感じてほしい。 そして大人になって、いろいろ感じたことを社会に還していってほしいという、願いだ。 P.40 心はいくら死にたがっていても、体中の細胞は一つ残らず行きたがっている。 彼らの死に向かう強烈な意志と、この社会への深い絶望感を思わずにはいられない。 P.41 「自己責任論」ばかりのこの国の生きにくさを思えば、生きることを奪われたと言ってもいいだろう。そしてその中には、彼らのような障碍のある人たちが、永遠の沈黙とともに含まれているということを知ってほしいのである。 私は、家族依存の強い日本では、親が障碍のある子供への1番の差別者、抑圧者になっているような関係が少なくないのではないかと思っている。 P.46 女性障碍者の受難は、性的な存在として否認されながらも、一方で性的な存在として搾取されることである。そして、もっとも悲しいことは、私たち女性障碍者は、性的な存在として搾取された時に、やっと、女性という性的な存在として認められたと感じるということだ。 P.62 自分たちの心の中にも、戦争を起こす人と同じもの、競争心とか傲慢さとか、そういう醜さが存在するのだ。私たちはそれは自覚しなければならない。戦争に反対する人はいい人間なのだ…なんて自惚れているならば、本物の平和は勝ち取れない。 P.66 妹は私の自慢の娘だった。 第一子は失敗作だったけれど、私だってこんな素晴らしい子を産めたのだ。母の自己肯定感を、妹は支え続けた。私の分もたくさん期待を寄せられた妹もつらいが、親に何の期待もされずに育つほうも相当つらい。 P.68 障碍をもったことが、障碍者の責任であるはずがない。でも、障碍をもったうえでどう生きるかは、本人にもいくらかは責任がある。 そういう人生を引き受けるのは、その人本人しかいないし、そして、その人が生きる人生は、障碍をもって生きる、その人生しかないからである。 P.101 「親が病人や障碍者でも、どんなに大変でも、子供の幸せを第一に考えるつもりがなかったら、子どもを産んじゃ駄目だよ。子どもは、親や誰かを幸せにするために生まれてくるんじゃない。自分が幸せになるために生まれてくるんだから」 きっと今のままだったら子どもたちは思春期に、自分は何のために生まれてきたのか、と悩むだろう。 P.113 彼らには何か行動を起こしたり、言葉でたずねて自分の今置かれている状況を理解したりすることができないのだから、彼らが抱いたものは、「気がついたらエジプトの砂漠で寝かされていた」というのと同じくらいの恐怖、もしくはそれ以上のものだろう。この子たちから「人間の精神は、理由のわからない耐えがたい不安と恐怖にさらされたとき、自らの身体を殺してしまうことによって、終息させることがあるという恐ろしくも尊い事実」 P.114 心が死のほうに向いてしまった障碍者を追いかけて、強く手を引っ張って、しつこく働きかける手が、日本の社会にはないのだ。 そんな人たちにはみんな無関心だ。それどころか重度の障碍のある人たちを前にして、「安楽死させた方がいいんじゃないか」と公共の場で言うような人間がいる P.149 「自分」が無い人ほど「自分」を守ろうとし、 「自分」が無い人ほど「自分」さえ良ければそれでいいと思う。「自分」が無い人ほど「自分」が大事なのだ。自分さえ良ければそれでいいという生き方をする人は生産性のあるものにしか興味がない。

Posted by ブクログ

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