昭和の黒い霧 証言・松本清張が追った未解決事件簿 宝島SUGOI文庫

別冊宝島編集部(編者)

• 販売会社／発売会社: 宝島社
• 発売年月日: 2020/05/09
• JAN: 9784299005045

商品レビュー

2021/02/10

松本清張は推理小説やサスペンス小説を書いているイメージでしたが真相をおう本も書いていたんですね。
未解決事件やそれを追う本が好きなので読んでみたい。

2021/01/01

結論はないが、事件の真相を違う角度から見ているのが興味深い。
何が本当かは分からないが、とても面白い。

2020/06/10

数々の昭和の未解決事件に挑んだ挑んだ松本清張。作品の基となった実際の事件と作品を比較し語る。

本書の素材となった清張作品、「小説三億円事件」「下山国鉄総裁謀殺論」「帝銀事件の謎」「もくせい号遭難事件」「黒い福音」「闇に駆ける猟銃」「疑惑」。
「日本の黒い霧」が中心、ノンフィクション的な物もあればあくまでも小説仕立ての物まで。最後の2作品だけ未読だが、他いずれも事実を丹念に検証した、重い内容である。

「日本の黒い霧」が出典の部分は新しい内容が全くなく残念。三億円事件と「闇に駆ける猟銃」の津山30人殺し、「疑惑」の別府3億円保険金殺人事件は面白かった。

平成から令和の世になっても松本清張作品の魅力は変わらず本書のような本が出版される。正に昭和を代表する大作家であったことを強く感じる。
まだまだ清張作品を読んでいきたい。