Buddy 初回限定版 DEADLOCK season2 キャラ文庫

英田サキ(著者), 高階佑

• 内容紹介: //特典～初回限定ペーパー付
• 販売会社／発売会社: 徳間書店
• 発売年月日: 2020/04/28
• JAN: 9784199009907

商品レビュー

2020/05/28

『DEADLOCK』シリーズ10作目。
ディックとユウトの揺るぎない中にも確実に進化している関係性がうかがえて、とても深くていいお話でした。

互いにどれだけ愛しているかの身体をはったラブラブ合戦が、とにかく圧巻だったのです。昼の部の実践と夜の部の実践…
そしてユウトが麻薬課の刑事として危険な任務に挑むというメインストーリーが、海外ドラマの刑事もの以上に面白かったです。ドキドキハラハラさせられっぱなしでした。

ユウトはキースと新しくバディを組んで麻薬組織潜入という命がけの任務につくことになったのですが、これがとにかく愛想が悪くて可愛げが無くて、大丈夫か？と心配になるような相手で初っ端から不安激増にさせられましたよ…
それなのに二人で危険な囮捜査するとか…！
でも、バディとして行動するうちに徐々に互いの素顔が見えてきて、過去の辛かった経験もさらけ出して二人の距離が近づいていきます。このあたりの描き方が本当に良くて。
命をかけて任務をまっとうしようとするユウトとキースの息が、だんだんとぴったり合ってくるところに感動しました。

そして、そんな息をもつかせない展開の中でディックのものすごいユウトLOVEが発揮されていて、これにも圧倒されました!!
クールでカッコよくて大人なディックが、ユウトのためにめちゃくちゃ根拠のないヤキモチを焼いたり、死ぬほど心配したりしているのが読者にはまるわかりで、ニヤつきまくりでした…！
ユウトは自分の方がいっぱいジェラったり心配したりしていると思い込んでいるみたいですが、ディックのはレベルが違う!!というのが今回ハッキリしました。

そんなちょっとニヤつける場面もあったけど、ユウトはディックが人の命が一瞬で簡単に消えてしまう現実を数えきれないほど見てきたからこそ、自分の職業で不安な思いをしているのだと理解しています。
いつも喪失を想像して大切な人を失う不安を抱いている男なんですよね…
でも、ユウトは自分らしさを捨てて、今の仕事を捨ててまでディックに寄り添って生きよう、なんて決して思わないところが彼らしくて素晴らしいなと思わせます。
今回は、ディックのちょっと弱いところが見えて愛おしくさせられるようなお話でした。
そしてさらには、ディックとユウトの話にまったく飽きていない…という重要な発見をしました！
続きをぜひプリーズ!!

限定ペーパーは『秘密が増えていく病』。
ディック視点で、キースへのやっかみ(笑)がいっぱいでした。尾行しちゃうとか、もうほんとに残念なディックの姿がたまらなく好き！

2020/05/19

事件オチも含めて刑事モノあるあるという感じ。
ディックとユウトは惚気がすぎる(笑)あらためてイケメン集団勢揃い…。気付かないようにしてたが総ホモ化…(笑)
さておき今回はユウトに新たなバディが。英語じゃ敬語とかないだろうけど、なんでこんなにエラソー？ってイラッとするところもあったけど、ページおうごとに可愛げが出てきて、結局スキ！ってなっちゃうアイダマジック。

2020/05/03

相変わらず最高of最高。
久しぶりの世界観にどっぷり浸れて幸せでした！
ユウトがキースに言う一言一言や仲間との会話のキャラが立ったセンスの良さに終始楽しめました。
もちろんお話もハラハラドキドキして最後は考えつかない秘密もあって面白かった。
先生には頑張って執筆していただけて凄く感謝の気持ちでいっぱい。
折角この山場を乗り越えた新たな相棒キースがこれからユウトとどうやって絡んでくるのかも楽しみだな。