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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2020/04/24 |
| JAN | 9784103622109 |

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商品レビュー
3.9
11件のお客様レビュー
禁断の「皇室小説」と銘打っているだけあって、タブーに踏み込んだ印象。しかし、これをタブーとか攻めていると受け取ってしまう、自分の価値観が古いのか?無限のカノン3部作は読んでいないが、理解に困ることなく物語に引き込まれた。 パラレルワールドの皇室が舞台で、主人公はその皇后不二子。著...
禁断の「皇室小説」と銘打っているだけあって、タブーに踏み込んだ印象。しかし、これをタブーとか攻めていると受け取ってしまう、自分の価値観が古いのか?無限のカノン3部作は読んでいないが、理解に困ることなく物語に引き込まれた。 パラレルワールドの皇室が舞台で、主人公はその皇后不二子。著者はやんわりと否定するが、どう見ても不二子のモデルはあのお方。 不二子の様々な悩みや不満、政治への思いが口語体で語られながら話は進んでいく。不二子の発言やSNSの書き込みの体裁で、敗戦国日本としての社会的・政治的問題がわかりやすく説明されており、知見が広がった。最初は、島田雅彦のイメージから、過激なイデオロギーを心配していた。読み進めていくと、不二子の思想は確実にリベラルだが、思っていたほどの偏りや過激さは感じなかった。それは自分が政治音痴ゆえ、その辺に鈍感である、というのもあるのだが。 政治的な話だけでなく、不二子や天皇の考え方や人生観にも共感した。首肯するような名言もあり、良い刺激になった。 小説としては非常に面白い。が、本人を連想させる皇族に著者の政治理念を語らせるのは如何なものか?という疑問は拭いきれない。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
皇后とお付きの侍女とがインターネットを武器に政権の腐敗と戦う、由緒正しい通俗小説。著者の作品史から見ると、10年後に書かれた『エトロフの恋』の続編にあたる。 初出は『新潮』2019年6月・12月号。タイミングを考えても、2016年8月の明仁天皇の退位メッセージにインスパイアされた小説の一つであることは明らか。この小説では、天皇が米国に隷属化する政権の保守政治家たちを糾弾する「おことば」を発信、皇居内で皇后とともに自己幽閉することで「世直し」=「令和の改新」を目論んでいく。興味深いのは、天皇と皇后がロシアの大統領と中国の国家主席との間で個人的なコンタクトを取り、反米=後の生存戦略を企んでいる点(中国の主席は大連にミニ京都を作って皇室の亡命ルートさえ準備してしまう。満洲国の裏返しのようだ)。 2025年のいまから考えれば、この政治的構図の「お気楽」ぶりは明らかだが、ウィキリークス問題が象徴するように、米国の覇権に対する批判者が相対的にプーチンを「まし」に見てしまう構図は確かにあった。こうした見方を作ってしまったことは、ロシア=ウクライナ戦争以後の左派・リベラルの言論の落ちつかなさとも関係していると思う。 韓国/朝鮮の不在も気になる。なぜ日本の小説家は日本列島を中心とする国際関係や心象地理を描く際、ほぼ必ず朝鮮半島、沖縄、台湾、東南アジアを取り落としてしまうのか? これもある種の「擬似大陸」意識のあらわれなのか?
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皇后様が日本の現状を憂い、悪政を正すために奮闘するパラレルワールドのお話。 読みやすく書かれてますが結構深いかもー 作者さんの思想を皇后様で語ってる感じです。
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