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日本の航空産業 国産ジェット機開発の意味と進化するエアライン・空港・管制 中公新書2588
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日本の航空産業 国産ジェット機開発の意味と進化するエアライン・空港・管制 中公新書2588

渋武容(著者)

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日本の航空産業 国産ジェット機開発の意味と進化するエアライン・空港・管制 中公新書2588

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 2020/04/21
JAN 9784121025883

日本の航空産業

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商品レビュー

3

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2020/10/12

航空業界に関する大学院での授業を再編成し、ゼロベースで飛行機、航空産業について理解を深められる航空業界の入門書。 航空業界のインプット用に購入。業界の概要に関してはわかりやすい内容だった。ただし、点数を低めにさせて頂いたのは、国産ジェットありきの論調であったため、またMRJ立ち上...

航空業界に関する大学院での授業を再編成し、ゼロベースで飛行機、航空産業について理解を深められる航空業界の入門書。 航空業界のインプット用に購入。業界の概要に関してはわかりやすい内容だった。ただし、点数を低めにさせて頂いたのは、国産ジェットありきの論調であったため、またMRJ立ち上げ遅れについて触れていなかったため。他の産業と比較してどうして国産の航空産業が発展しないといけないかについて、(言い方は大変悪いが)精神論から議論が抜け出せていないと感じた。加えて、国産ジェットありきだからだと思うが、MRJの立ち上げ遅れについてのコメントが全くなされていない。各企業がスポンサーに入っているから悪い話がしにくいのかもしれないが、小生含め多くの方々が気になるポイントの場図なので、少しでもページを割いて内省すべ気だったと考える。

Posted by ブクログ

2020/09/08

航空機の開発から、エアラインの経営、空港の運営や管制の仕組みまで、航空の現状と展望が一目でわかる。東大人気講義の書籍化

Posted by ブクログ

2020/07/24

航空に関わる産業と言われると、航空機を製造するボーイングやエアバスなど機体本体を製造する産業を連想しがちですが、本書の書名は”日本の航空機産業”ではなく、”日本の航空産業”となっています。機体本体を製造するメーカーはもちろんですが、旅客機を運用するエアライン、運航を支える管制や整...

航空に関わる産業と言われると、航空機を製造するボーイングやエアバスなど機体本体を製造する産業を連想しがちですが、本書の書名は”日本の航空機産業”ではなく、”日本の航空産業”となっています。機体本体を製造するメーカーはもちろんですが、旅客機を運用するエアライン、運航を支える管制や整備、空港運営といった幅広い産業についての全体像がつかめる内容となっています。 これだけ幅広い産業について新書1冊に収めているので、それぞれの分野に関してはそれぞれ総論的な扱いですが、それでも興味深い情報がたくさん含まれています。中でも興味深く感じたのは、航空機製造に関わる”型式証明”の部分です。 航空機の中でも旅客機製造に関しては、新たに開発した機体の安全性を確保するために、製造国だけではなく引き渡し先の国での安全性の証明がもとめられ、最も大きな市場であるアメリカでの証明取得は必須となります。ところがこの型式証明には、極寒・酷暑下での試験や、実際に定められた気象条件における飛行データなど、現地(アメリカ)でなければ取得できないデータなども含まれます。非常にレアな状況を想定した試験などは、試験設備がアメリカにしかないケースもあり、結果として試験機をアメリカに持ち込んで、様々な試験を実施することになります。また、基準に適合するには”どのような試験方法で実施するか”、”どの程度の数値基準が必要か”などについても製造メーカー自身が証明する必要があり、これにはアメリカの航空当局や標準化団体の方針などの最新情報を常に把握する必要が出てきます。 三菱が取り組んでいるスペースジェットの開発が大幅に遅れていることは新聞でも報道されていますが、その裏側には日本の技術が未熟なのではなく、このように旅客機開発に携わっていなければ経験できない各種のハードルが存在することがよく理解できます。 本書が執筆されたのはコロナウィルス感染拡大直前です。世界の旅客機需要が年数%の勢いで拡大を続け、今後も拡大し続けるという状況下と、現在の状況とは隔世の感があり、その辺の需要に対する見解はちょっとズレを感じますが、その点を除けば本書の書名どおり”航空産業”の全体像がつかめる手ごろな1冊という印象でした。

Posted by ブクログ

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