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カメレオンの影 創元推理文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
発売年月日 | 2020/04/10 |
JAN | 9784488187132 |
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カメレオンの影
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商品レビュー
3.8
15件のお客様レビュー
この作家の文は、たぶん初めてだ。 硬質な感じの文だが、著者は女性。 主人公が魅力的。英国軍の中尉なのだけれど、イラクで爆撃され、頭、顔に傷を負う。我慢強くストイックに見えるのに、ときに突然暴力を振るう。 孤独な彼を心配する者は、寄り添おうとするが、手痛く拒否される者も多い。特に...
この作家の文は、たぶん初めてだ。 硬質な感じの文だが、著者は女性。 主人公が魅力的。英国軍の中尉なのだけれど、イラクで爆撃され、頭、顔に傷を負う。我慢強くストイックに見えるのに、ときに突然暴力を振るう。 孤独な彼を心配する者は、寄り添おうとするが、手痛く拒否される者も多い。特に女性は。 同情からも身を引き、触れられる事を嫌う彼。 同時に、ロンドンでの撲殺事件が語られ始め、主人公との関係があるのか、ないのか。どんどん気がかりな方向に話がすすむ。 事件は続いて起こり、常に主人公の影がチラつく。 警察にも尋問されるが、核心に至ることはつかめず、彼も多くを語ろうとしない。 事件との関わりがあるのか? けれど、謎が解決されずに時が過ぎる間に、彼を孤独に立ち回らせるに至る出来事も、次第に明らかになる。 家庭環境、戦争、そして女性との関係。 何より主人公が追い詰められていく過程が、テンポ良く、どんどん読める。 主人公が口を閉ざす部分を、彼にかかわった精神科医、医師、後には警察官が、こうであろうという診断や代弁、推測、憶測で語り、彼の本当の気持ちはどうなの?と、もどかしい。 事件に関しては、特別な捜査があるわけではなく、偶然にわかってきた事柄を重ね合わせて解決に至り、なんかスッキリしない感もある。 が、事件にかかわったことで、主人公は少しずつ自分の事を語る事が出来たのではなかっただろうか。 親切にしてくれた人、親身になってくれた人、寄り添ってくれた人とも、最後には別れて出ていくが、これからの彼は、大丈夫という気がする。 もうひとつ、戦争、路上生活者、ジェンダーフリー、家庭問題など、さまざまな社会現象が絡んでくるのも、気になるところではある。
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興味深い始まりからどんどん失速してしまい、ジャクソンが出てきたあたりから急に面白くなくなり読むのがしんどかった。犯人も早い段階でわかってしまったし。期待しすぎた。
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ブクログ100冊記念に、一番好きな海外作家ミネット・ウォルターズの作品を。 相変わらず内容は重く辛いのに読みやすい。 かなり甘めだけど、意外に爽やかな読後で星5(かなり星4寄りの星5)。 今作の中心はイラク戦争で負傷した青年。負傷したことによるものか、いつもは物静かだが、時折暴力的な側面を見せるように。 一方、従軍歴を持つ者が撲殺される事件が相次ぐ。負傷し、暴力を振るうようになった青年の犯行なのかどうか。 ウォルターズ特有の、ある事実がわかった途端、登場人物や事件の見え方が180°変わる点は顕在。相変わらず誰が味方かわからない笑。特に今作は題名のとおり、中心となる負傷した青年の見え方がカメレオンの様に非常に良く変わり、最後の最後までどう転ぶかわからなかった。 他の作品にあるロマンス成分も徹底的に排してあり、珍しく青年が犯人なのかどうか、そこだけに集中する作品だった。 もう少し未訳があるので、翻訳を続けて欲しい。。。
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