細氷と溶ける Mike+C

粉子すわる(著者)

• 販売会社／発売会社: 道玄坂書房
• 発売年月日: 2020/04/10
• JAN: 9784866252339

商品レビュー

2022/01/13

とても繊細なお話しでした。
とにかく雪景色の美麗さが目を引きます。

目で追ってるとサラッと月日が過ぎてますけど、冷静に考えたら3年も攻は訳の分からない関係で我慢してきたんだなぁ〜と思うと、何気に攻の方が大人ですよね(^_^;)

割りとｴﾁ描写も多いんですけど、絵が綺麗なのでエロいというより耽美って印象でした。

しかし…、一部人物関係や場面の描写が不明確で、？？？と思うことがありました。

気持ちが通じ合ったあとに車の中で愛を確かめ合い、その後攻の兄が怒って受を殴るんですが、そのあとまた車の中の描写に戻るんですよね…。この流れがよく分かりませんでした
回想？にしても時系列がおかしいし、謎です。

あと攻の兄と受との関係性も曖昧。
同じ大学なんだろうな、ということは推測できるんですが、特別親しいような描写もないし、あんな問答無用で殴ってしまえるほどの関係性とは思えず違和感でした。

そのあたりをもう少し掘り下げていてくれたら、評価はもうひとつ上がったかな？といった印象。