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世界哲学史(4) 中世Ⅱ 個人の覚醒 ちくま新書1463
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
| 発売年月日 | 2020/04/08 |
| JAN | 9784480072948 |

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世界哲学史(4)
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世界哲学史(4)
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商品レビュー
4
11件のお客様レビュー
本書が取り上げるのは13世紀、ヨーロッパは都市の発展、商業の成長、教育と大学の発達、托鉢修道会の成功など、様々な面で大規模な発展を遂げ、世界の舞台中心への歩みを進めていた。 難しい内容ながら興味深かった論考は「第7章 西洋中世哲学の総括としての唯名論」。普遍論争、「実在論」...
本書が取り上げるのは13世紀、ヨーロッパは都市の発展、商業の成長、教育と大学の発達、托鉢修道会の成功など、様々な面で大規模な発展を遂げ、世界の舞台中心への歩みを進めていた。 難しい内容ながら興味深かった論考は「第7章 西洋中世哲学の総括としての唯名論」。普遍論争、「実在論」と「唯名論」の対立ということは知識としては知っていたが、その内容はあまり良く分からなかった。本稿著者によると、唯名論の特徴として、①存在論と認識論の分離、②全体論的哲学から個体論的哲学へという二つが上げられるという。言わんとしていることは分かったし、何となく頭の整理ができたような感じ。 また「第8章 朱子学」。明快に解説されていて、これまで分かったようで分からなかった朱子学のエッセンスが理解できたような気がする。
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西洋の13世紀は大学の時代でアリストテレスが広く読まれていたとのこと。天動説の理論的支柱もアリストテレス。ただ、中国の朱子学やインドの形而上学、そして日本の鎌倉仏教とかを見ると、アリストテレスも世界哲学の視点からは局地的な権威だった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
13世紀は、洋の東西を問わず数を多くの宗教的天才が登場したという意味で、特筆すべき世紀だった。東では鎌倉仏教が、西では、12世紀ルネサンスによる(イスラム圏・ビザンツ帝国からの)アリストテレス哲学の流入を背景に、トマス・アクィナスが出る。彼はキリスト教の信仰と理性を調和する体系を構築した。それはプラトン哲学の諸要素に、アリストテレス哲学の諸要素を結びつけることでなされた。 他にも普遍論争というテーマがある。個体に内在する普遍的な特性から普遍的な概念を抽象する実在論に対し、ウィリアム・オッカムは普遍概念が我々の心の中の言葉や概念として存在すればそれでよいという唯名論を唱えた。 東西の思想に共通していたのは、「個人」の芽生えだった。法然は専修念仏を確立することで、凡夫も往生が可能になった。彼は凡夫という個人を意識していた。一方、キリスト教社会では都市の勃興や告解の始まりをきっかけに、個人が意識されるようになったと言われる(もともと中世人は完全に個人的に行動しなければならないことは稀で、集団の枠内においてのみ、完全な自己を見いだしていた)。
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