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世界哲学史(4) 中世Ⅱ 個人の覚醒 ちくま新書1463
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世界哲学史(4) 中世Ⅱ 個人の覚醒 ちくま新書1463

伊藤邦武(編者), 山内志朗(編者), 中島隆博(編者), 納富信留(編者)

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世界哲学史(4) 中世Ⅱ 個人の覚醒 ちくま新書1463

定価 ¥968

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2020/04/08
JAN 9784480072948

世界哲学史(4)

¥550

商品レビュー

4

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2024/05/12
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※このレビューにはネタバレを含みます

13世紀は、洋の東西を問わず数を多くの宗教的天才が登場したという意味で、特筆すべき世紀だった。東では鎌倉仏教が、西では、12世紀ルネサンスによる(イスラム圏・ビザンツ帝国からの)アリストテレス哲学の流入を背景に、トマス・アクィナスが出る。彼はキリスト教の信仰と理性を調和する体系を構築した。それはプラトン哲学の諸要素に、アリストテレス哲学の諸要素を結びつけることでなされた。 他にも普遍論争というテーマがある。個体に内在する普遍的な特性から普遍的な概念を抽象する実在論に対し、ウィリアム・オッカムは普遍概念が我々の心の中の言葉や概念として存在すればそれでよいという唯名論を唱えた。 東西の思想に共通していたのは、「個人」の芽生えだった。法然は専修念仏を確立することで、凡夫も往生が可能になった。彼は凡夫という個人を意識していた。一方、キリスト教社会では都市の勃興や告解の始まりをきっかけに、個人が意識されるようになったと言われる(もともと中世人は完全に個人的に行動しなければならないことは稀で、集団の枠内においてのみ、完全な自己を見いだしていた)。

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2023/12/28

・存在と本質というアリストテレス的な概念の上に、本性についてのアヴィセンナの学説が交差することで、一三世紀から一四世紀の代表的なスコラ学者たちの形而上学は多様な発展を見せている。これら二つの概念、とくに本質に関しては、これまで考察してきたような意味で、各々の哲学者による形而上学的...

・存在と本質というアリストテレス的な概念の上に、本性についてのアヴィセンナの学説が交差することで、一三世紀から一四世紀の代表的なスコラ学者たちの形而上学は多様な発展を見せている。これら二つの概念、とくに本質に関しては、これまで考察してきたような意味で、各々の哲学者による形而上学的な探求の要となるような概念であることが明らかとなった。

Posted by ブクログ

2023/11/13

■細目次 https://gyazo.com/e7ef7b34e85830740a006983c96fecb1 https://gyazo.com/e912a2f754ae2de689827408384c1818 https://gyazo.com/a999b3fe36d0c2e...

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