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ボローニャの吐息 小学館文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 2020/04/07 |
JAN | 9784094067569 |
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ボローニャの吐息
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商品レビュー
3.2
5件のお客様レビュー
イタリア在住のエッセイスト内田洋子さんの随筆集。雨に沈むヴェネツィアなどの美しい風景が目に浮かぶような文章。コロナ禍で自宅に読むのにふさわしい。
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ボローニャと聞かれてイタリアのどこかすぐに分かり、ナポリと言われてすぐにここだよって指させる人ならもっと楽しめたと思う。 エッセイではなく小説かと見紛うくらい文章が精彩に溢れている。けれど知識に乏しい私にとっては分からんカタカタも多く、前半は字面を追ってるだけになってしまった。...
ボローニャと聞かれてイタリアのどこかすぐに分かり、ナポリと言われてすぐにここだよって指させる人ならもっと楽しめたと思う。 エッセイではなく小説かと見紛うくらい文章が精彩に溢れている。けれど知識に乏しい私にとっては分からんカタカタも多く、前半は字面を追ってるだけになってしまった。 後半は何故かだんだんと移入できた。たまに凄くハッと共感するような言葉が登場する。そのような文に出会えたのがこの本を読んでの収穫かな。 もう少し知っていれば、イタリアの風を感じられそうな本でした。
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仕事柄、折に触れてイタリア人とやり取りをするが、さっぱりとした気質の人間が多いイメージを私は持っている。今作はイタリアの【美】にまつわる全十五章の随筆集。日常の新たな出会いに古代及び現代イタリア史を織り交ぜ、地続きの今を生きる人々の暮らしに根付いた美意識を情感たっぷりに解き明かし...
仕事柄、折に触れてイタリア人とやり取りをするが、さっぱりとした気質の人間が多いイメージを私は持っている。今作はイタリアの【美】にまつわる全十五章の随筆集。日常の新たな出会いに古代及び現代イタリア史を織り交ぜ、地続きの今を生きる人々の暮らしに根付いた美意識を情感たっぷりに解き明かしていく。今作も内田さんの観察眼は冴え渡るが、それ故に時折冷徹な視点も顔を覗かせる。情景が頻繁に切り替わる小旅行記が続くのは少々退屈だったが、後半四章の仕上がりが正に絶品。今作を総括する様な作品が成るべくして表題作になったのですね。
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