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統計の歴史
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 原書房 |
発売年月日 | 2020/03/24 |
JAN | 9784562057412 |
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統計の歴史
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商品レビュー
3.8
5件のお客様レビュー
むちゃくちゃおもしろかった。「統計」という軸を通して見る、近代以降の欧州社会と学問の歴史。専門的な記述は大丈夫か?と思うくらい科学史の部分も読みやすい。 フランス革命後、国土の様子を言葉で君主に伝えていた時代から変わり、人口や産業、犯罪や貧困の把握として始まった統計が、どのよう...
むちゃくちゃおもしろかった。「統計」という軸を通して見る、近代以降の欧州社会と学問の歴史。専門的な記述は大丈夫か?と思うくらい科学史の部分も読みやすい。 フランス革命後、国土の様子を言葉で君主に伝えていた時代から変わり、人口や産業、犯罪や貧困の把握として始まった統計が、どのように国家の機関業務として位置付けられ発展し科学の道具として受け入れられてきたか、ということが書かれている。 まず経済学が統計への批判ののち受け入れ、社会学として発展しケトレーが「平均人」を唱え、生物学では優生学を生み出し、熱力学から物理学に取り入れられ量子力学につながる。 統計は社会学で発展した後に自然科学分野でも使われるようになった、というのは間違えないようにしたい。 科学史の6章、7章が特におもしろい。 最後の方、バルザック、スタンダール、トルストイetcの文学作品に統計がどのように作用してるかの批評。バルザックは、統計が全体しか表せないところ、そこから個人を描写している…とか。なるほど。 個人になれたはずが、統計によりみんなと変わらないとされ、承認欲求を満たすために前衛芸術が生まれた、とか。なるほど。写真に対する印象派みたいだな。 という話を家人にしたら「AIも外れ値を扱えないから平均的な絵しか描けない」らしい。
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統計に対する批判は「数字が全てではない」とか「統計がすべてを反映しているわけではない」というものです。一方で現実を把握するために統計が必要不可欠であることは変わりません。本書の目的は統計がヨーロッパで発達してきた歴史を追うことで、統計の知識を深めることです。 本書は16世紀の人...
統計に対する批判は「数字が全てではない」とか「統計がすべてを反映しているわけではない」というものです。一方で現実を把握するために統計が必要不可欠であることは変わりません。本書の目的は統計がヨーロッパで発達してきた歴史を追うことで、統計の知識を深めることです。 本書は16世紀の人口調査から統計の歴史を始めています。当時は人間の数が王政の富と権力の基盤となっており、この人口調査が全数調査の始まりでした。17世紀には共同体が崩壊して都市化が進む中で、権力者だけでなく一般市民も統計に興味を持ち始めます。19世紀に入ると自由平等の原則が貧困をもたらしていることが分かります。貧困は社会の発展と不可分で、富裕層と貧困層に二極化しているという21世紀の現在と同じ構造が既に19世紀に起こっていたことが述べられています。 その他にも文学との関わりや、自然科学としての統計学の発展の過程などにも紙面を割いており多角的な視点から統計の歴史を学ぶことができます。特に統計に対してネガティブな考え方を持っている人にこそ読んでほしい一冊です。
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フランス人が書いた本といえば、哲学チックで無駄に長い。何が言いたいのか高尚すぎて?よくわからない。 本書もまさにコレである。。。 統計の歴史とはいいつつ、統計が人間の生き方を変えた、とか統計学は人間の精神を衝突した、とかなんのこっちゃ。 話を難しくしすぎるぞ。そして半分が統計...
フランス人が書いた本といえば、哲学チックで無駄に長い。何が言いたいのか高尚すぎて?よくわからない。 本書もまさにコレである。。。 統計の歴史とはいいつつ、統計が人間の生き方を変えた、とか統計学は人間の精神を衝突した、とかなんのこっちゃ。 話を難しくしすぎるぞ。そして半分が統計ではなくフランスの政治体系について。そしてそれが統計学が影響を及ぼしたり及ぼされたりという具合。 なんのこっちゃ、という印象。 大学の文学部に在籍している人や哲学科の人が読むとフムフム、となるのかしら。
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