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連鎖怪談 怖い話を集めたら 集英社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2020/03/19 |
JAN | 9784087440942 |
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連鎖怪談 怖い話を集めたら
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商品レビュー
3.2
6件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
またも思ってたのと違うパターン。「連作怪談」ではなくて「連鎖怪談」だった。読み進めるごとに怪異が強くなっていくやつね。 恋愛小説家の齋藤いつきは旧知の編集者出水青葉からノベルアプリ開発のため体験者から怪談を聞いて形にする仕事を依頼される。体験者ごとの怪談が描かれていくだけなのかと思いきや、いつき自身も悪夢を見たり、奇妙な出来事が増えていき…… 最後まで怪談をそろえたら死んでしまうよと言われて、ようやく創作時の高揚感も仕事への執着も「何か」に操られていたといつきは気づくが、それでも言動がコントロール出来ない場面とかはたしかに恐ろしいかもしれない。……が、何だろう。このテの話を読み慣れてしまったからか、「ああ、またか」という感じだった。最後に出水が語る「憑くもの」の正体も然り。女を道具としか思わない一族には違う意味で恐ろしさを感じるけども。 それよりも作者さんが官能小説も書いてるからなのか、性愛や嫉妬など女の情念が意外と多くて、そんなつもりで読んでなかったからか胸焼けがした(笑)。 各(実体験と銘打った)怪談も、実話怪談というより怪奇小説に近いテイストを私は感じた。スルスル読めたから面白かったのだろうけど。
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会社同僚と交換本第三弾、初読み作家の深志美由紀さん。呪いにまつわる怪談本。うーん普通、別に怖くない。もっと怖いのを期待していた。著者の得意分野は官能小説のようでその片鱗もちらほら。怖い方に特化して欲しかったかな。
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恋愛小説家であるいつきは、昔の知り合いである編集者の出泉からノベルアプリで使用する怪談の取材、編集を頼まれた。仕事に困っていたいつきは、快諾するがいざ仕事を始めると奇妙な事に「呪い」にまつわる話ばかりが集まり始めた。 主人公であるいつきが仕事を通して5つの怪談話を収集していく。そのどれもが呪いに関する内容で、おどろおどろしい。また、家を繁栄させるため生贄としての嫁、捨てられた妻と赤ん坊、男に心酔する女など男女の痴情の果てから生まれた呪いばかりで嫌悪感が募り、非常に気持ちが悪い。怪談を読んでいる間はドキドキしたり、終始胸焼けに苦しんだりと忙しかったが、とても読みごたえがあった。怪談もさることながら、この小説の主軸である「呪い」の本質について言及している部分が興味深い。呪いは『効く』んです。信じていようと、いまいと。 このセリフを見て非常にしびれた。腑に落ちたというのが一番近い感情か。何故人々は呪われてしまうのか。 呪いはある種のシステムで、正しい順序を踏めば簡単に人間に効く。「リング」ならば呪いのビデオて、「呪怨」ならば呪いの家に踏み込んで。呪殺された彼らは、自ら正しい手順を踏んで呪われた。呪いは正しい手順を踏めば、誰にでも効く。 なるほど納得である。最後の不穏な感じもよく、久しぶりに読み切った!爽快!という感じ。それにしても出水気持ち悪すぎる。倫理も道徳のねじも何もかんも吹っ飛んでる。
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