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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2020/03/18 |
JAN | 9784103934028 |
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商品レビュー
3.2
17件のお客様レビュー
無意識を言語化した小説 クラシックでは 4分33秒という無音の楽曲があるけど それと同じように感じました 途中でやめると現実に戻りそうで 章が終わるごとに呼吸を整えながら 一気に没入して読み切りました 読み終えた時 意識はしばらくぼんやりしたままでした スゴイ小説ですね
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読んでいて話が進まない。どうなるのかと思っていたら終わってた。 回想のような空想のような、理解できるし読んでいて頭の中に景色が浮かんでくるもののそれが本当なのかわからない。 さみしさとはどういうものか?すべてのものは変化していて、今がもう2度とこないもの、ということかな。
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たいてい、「現実」はいつでもそこにあるものだと疑わない。でもこの小説の中ではそれが揺らぐ。目で見たり触れたりしたものでしか想像は成り立たない。「げんじつ」と言う言葉を知らなかった頃、目で見て触れられるものを現実とすればよかった。つまり、「げんじつ」とは証明できないものなのだと言っ...
たいてい、「現実」はいつでもそこにあるものだと疑わない。でもこの小説の中ではそれが揺らぐ。目で見たり触れたりしたものでしか想像は成り立たない。「げんじつ」と言う言葉を知らなかった頃、目で見て触れられるものを現実とすればよかった。つまり、「げんじつ」とは証明できないものなのだと言っているのだと思う。大人になった主人公は多くのことを経験したきた。だから、入り込んだ世界にあるものが記憶にあるかないか、記憶が膨大だから判別ができない。現実と空想の区別がつかない。 P167「自ら安堵を拒否し、放棄しているんです。〜〜安堵がない状態はとても苦しいので、あなたは、表層で、安堵が欲しいと思っています。でも、心の深い部分で安堵する自分を許せないと決めています。」 こんなに正しい表現を今まで見たことがない。安堵を拒否しているくせに、安堵したい自分がいて、安堵が足りていない状況で安堵を羨ましがることが心地よいということだと思う。 P208 「『刃物が怖い』〜〜正確には、刃物が怖いのではなく、自分は刃物で人を刺すかもしれない、きっと刺すだろう、と想像してしまうという恐怖だった。」 「お母様さまは、刃物が怖いわけでもないですし弟さんが亡くなったことも、まったく関係ありません。これからは怒鳴ったりしないし、優しくなるからと、お父さまがそう言った、今回の不安の源は、そのお父さまの言葉です。」 P217「ここがわたしの家だ、わたしの家はここだと、そう思えるようになったとき、わたしはわたしではなくなる」 いくら怯えていた対象だとしても、今までずっと一緒にいた相手がこれから先、別人になってしまったら、その人を失うのと同じ。死ぬのと同じ。
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