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賛美せよ、と成功は言った 祥伝社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 祥伝社 |
発売年月日 | 2020/03/13 |
JAN | 9784396346072 |
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賛美せよ、と成功は言った
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商品レビュー
4.1
17件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
頭がいい、冷静というキャラ付けがされている人物にどうしようもなく魅力を感じてしまう。この作品に関わらず古今東西ブレーン役は冷静沈着でクールである。それだけそういった人物への憧れは万人的にあるものなのだろうな、とやっとわかるようになってきたが、今作の主人公も例に漏れず冷静沈着クールタイプの探偵である。 このシリーズはいくつか読んでいるが、フィクションとしては非常に楽しめる作品と思う。 自分は最後まで本作の「なぜ?」が分からず読み進めていた。(不倫や夫に不満がある等の理由かと思って読み進めていた…最近の流行りものに毒されているのを感じる…) ただ、ミステリーにリアリティを求める方にはおすすめできないと感じる。 本作に限らず、石持浅海氏の著書に共通して言えると感じているのだが、物語の重要なパーツに対しての現実味が薄い。そこが物語としての魅力を高めていると個人的には感じるが、人を選ぶ要因にもなり得るだろう。 展開のほとんどが一つの空間で、複数人の会話からされる。探偵役碓氷優佳と、黒幕役、その他友人たちと言う関係性だが、その友人たちを言葉巧みに巻き込みながら誘導していく展開が面白かった。一見雑談だがその実ディベート対決という構造が緊張感を持たせていると思う。 気になっていた表紙の意味も、読完したら理解できた。その部分のメッセージは自分にはわかる部分がある。人の成功を純粋に喜べるタイプになりたいものである。 #敢えてなのだろうが、科白という言葉を使用している意図を考えている… 小春には優佳の言葉は作り物のように感じられてるのだろうか…
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こんな感じの表紙のこんな感じのタイトルは碓氷優佳シリーズ。 5巻目に当たるのかしら。 この本だけでも面白く読めるが、せめて1と4は事前に読んでおいた方がより楽しめるかと。 このシリーズはやっぱりこうあってほしいという、超絶頭脳戦。 探偵役と相手の見えない駆け引きを、別の...
こんな感じの表紙のこんな感じのタイトルは碓氷優佳シリーズ。 5巻目に当たるのかしら。 この本だけでも面白く読めるが、せめて1と4は事前に読んでおいた方がより楽しめるかと。 このシリーズはやっぱりこうあってほしいという、超絶頭脳戦。 探偵役と相手の見えない駆け引きを、別の人物の視点から読み取っていく。 解説では「この作品は、倒叙ミステリです。」とあるが、倒叙ではないと思う。 クリスティの「招かれざる客」の流れかなと…。 このタイプの作品は、他にあまり例を観ない作品なので、滅茶苦茶嬉しかった。
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かなり個性的なタイトルで、まずそれが何を表しているのかとても気になって読み始めた。 碓氷優佳さんの冷静な洞察力は健在であるものの、登場人物が一つ一つの言葉に過敏に反応し過ぎるし、あの程度の言葉で他人を意図通りに操れるとはとても思えない。 その意味ではミステリーとしての完成度は高く...
かなり個性的なタイトルで、まずそれが何を表しているのかとても気になって読み始めた。 碓氷優佳さんの冷静な洞察力は健在であるものの、登場人物が一つ一つの言葉に過敏に反応し過ぎるし、あの程度の言葉で他人を意図通りに操れるとはとても思えない。 その意味ではミステリーとしての完成度は高くないものの、ディベート合戦という視点で読めば非常に良くできています。 後半で優佳がしばらくみないうちに意地悪な女性になってしまったのかと疑う場面がありましたが、結果的には変わっていないことが分かり、むしろ意外にも可愛い部分を少しだけ見せてくれたので安心しました。
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