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震災と行方不明 曖昧な喪失と受容の物語
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新曜社 |
発売年月日 | 2020/03/11 |
JAN | 9784788516717 |
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震災と行方不明
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震災と行方不明
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東北学院大学で、東日本大震災の周りで起きている人に関するあれこれを研究テーマにしている研究室の論文。 色々出しているみたいですが、今回読んだのは「行方不明」をテーマにしたもの。 東日本大震災では、家族や大切な人が行方不明になってしまった人がたくさんいる。 今まで真剣に、その人た...
東北学院大学で、東日本大震災の周りで起きている人に関するあれこれを研究テーマにしている研究室の論文。 色々出しているみたいですが、今回読んだのは「行方不明」をテーマにしたもの。 東日本大震災では、家族や大切な人が行方不明になってしまった人がたくさんいる。 今まで真剣に、その人たちの気持ちを考えたことはなかった。 本を読み終わった後だって全然想像できない。 自分に置き換えて考えようとしてみたけど、それも無理だった。 身近な人が死ぬということ、それっていつだって想像ができない気がする。 今まで祖父母や叔父、愛犬を亡くしたことがあるけど、そのどれも自分には予想以上のインパクトだった。 死に顔なんて当たり前に想像しないけど、亡くなった姿というのは自分の頭の外にあるもので、それをちゃんと目でみないと、信じることなんて到底できないんじゃないか。 この本を読んでひとつだけ分かったことは、答えがないということだった。 身近な人が「行方不明」になるというそのことをどう受け容れていくか、その回答はひとつではない。 正しいやり方なんてなくて、ずっと迷いながら自分の中で落ち着いていく終点にだんだん近づいていくような感じ。 断定しない。 曖昧を受け入れる。 なかなかできることじゃない。 100%分かることなんてできないかもしれないけど、でも私なりに考え続けることは、きっとするべきことで、もしかしたらそれが誰かの支えになったりするんだろうかと、思った。(おこがましいはなしだろうか)
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