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こんなに違う!?ドイツと日本の学校 「自由」と「自律」と「自己責任」を育むドイツの学校教育の秘密
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 産業能率大学出版部 |
発売年月日 | 2020/03/04 |
JAN | 9784382057838 |
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こんなに違う!?ドイツと日本の学校
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著者はかの有名な哲学者和辻哲郎の曾孫にあたる方。日本以外の教育法について視野を広げたく図書館で手にした。とても興味深く、面白かった。日本の教育の全てが悪いともドイツのそれが全て良いとも思わないが、日本では主体的に生徒が学んでいるかと問われると「はい」とは言えないのが事実だ。自分の...
著者はかの有名な哲学者和辻哲郎の曾孫にあたる方。日本以外の教育法について視野を広げたく図書館で手にした。とても興味深く、面白かった。日本の教育の全てが悪いともドイツのそれが全て良いとも思わないが、日本では主体的に生徒が学んでいるかと問われると「はい」とは言えないのが事実だ。自分の意見を持ち、それをより良く相手に伝える点においてドイツの教育から学ぶことが多いと思った。失敗は失敗ではなく、次の成功へのステップなのだ。
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※「本が好き」献本書評 現職の教員で、最近特に教育の向かう方向のあり方と海外の教育システムにとても興味があったので、はじめて献本に応募しました。 教育(学)の専門家と言うと、大学の先生か、数年現場を体験しただけであとは視察や研究、講演活動などをメインで行っている人がほとんどで...
※「本が好き」献本書評 現職の教員で、最近特に教育の向かう方向のあり方と海外の教育システムにとても興味があったので、はじめて献本に応募しました。 教育(学)の専門家と言うと、大学の先生か、数年現場を体験しただけであとは視察や研究、講演活動などをメインで行っている人がほとんどです。 もちろん、学術的な、教育全体を俯瞰した研究というものが必要なのは言うまでもありませんが、それが現場の実態と乖離していることも少なくありません。 そんな中、現場から飛び出して海外の学校現場に飛び込んだ体験記、ということで、とても興味を持ちました。 著者が自分と同じ年で、哲学者の和辻哲郎氏のひ孫ということも、興味を持った大きな要因でした。 本書の内容は、大きくドイツの社会や文化と、教育現場の実態の紹介に分けられます。 ドイツ社会についての記述は、著者の前書きにもある通り、あくまで著者が目にした範囲のことなのでドイツ一般を表すわけではない、ということに注意しながら読む必要はあるかと思います。 教育現場の実態の紹介では、自分がまさに知りたかった部分であり、とても興味深く引きつけられました。 修学旅行がないこと(むしろ「修学旅行」という感覚が島国である日本ならではなのだと思います)、 子どもにとって勉強は「仕事」なので長期休みの宿題がないこと(コロナの休校中に宿題を出さねば、と当然のように感じる教員、または宿題が出されないと不安、不満を抱く親、という我が国の現状もあり、考えさせられます)、 日本では学校は「社会に出るための練習の場」であるのに対しドイツの学校は「社会そのもの」であるという感覚、 ノートの間違いを消さない理由、 白一色の板書、 「しなさい」と言わない大人、 オープンな評価評定のシステム、 留年に対する考え方、 生徒のトラブルに手を出さない教師、 子どもが子どもを育てる風土、 子連れで学校に来る教師(しかも教室に!)、 自由な座席、 授業での「契約」の練習、 生の英語教育、 「自主学習」という授業(≠自習)、 休み時間に生徒の質問を受け付けない職員室(休み時間は教師も休む時間)、 政治の話をする教師、 議論を大事にする道徳教育、 内職は自己責任だけれど居眠りにはとても厳しい授業、 など、付箋をはった部分がたくさんありました。 この本が他の「海外の教育紹介の本」と一線を画すのは、著者が学校を「視察」したのではなく、教師としても、生徒としても、ドイツの教育を「体験した」ということに尽きます。 教育評論家でも、海外で子育てをしている親でもない、現職の教員だからこそ気づくこと、感じることがたくさんあり、それを教師側と生徒側両方の視点で経験したという、とてもレアなケースです。 どちらがよい、どちらがよくない、という単純な選択はできませんし、するとしてもそれはあくまで個人の価値観の問題であって、正しい答えなどありません。 日本の教育にも良いところはあり、同時に考え直すべき部分もあります。 もっと色々な国の教育について深く知りたいと思いました。 レビュー全文 http://preciousdays20xx.blog19.fc2.com/blog-entry-518.html
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