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写真集 石の聲を聴け
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写真集 石の聲を聴け

須田郡司(著者)

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写真集 石の聲を聴け

定価 ¥4,400

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 方丈堂出版/オクターブ
発売年月日 2020/02/14
JAN 9784892311826

写真集 石の聲を聴け

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2021/04/12

石関係の本を登録して関係本として出てきたのがこれ。表紙のインパクトの強さよ。幸い図書館にあったので見て見た。26×21cmと大判で、大きな「石」の持つ威圧感、空気感がページから伝わってくる。写真中心なので世界、日本の奇岩を堪能した。まさに「石の聲」が空にある。 冒頭に著者が石に...

石関係の本を登録して関係本として出てきたのがこれ。表紙のインパクトの強さよ。幸い図書館にあったので見て見た。26×21cmと大判で、大きな「石」の持つ威圧感、空気感がページから伝わってくる。写真中心なので世界、日本の奇岩を堪能した。まさに「石の聲」が空にある。 冒頭に著者が石に魅入られた経緯のエッセイが載っている。石のあるところは聖なる場所となっている事が多く、聖地の定義は難しいが、著者は「個人が感じる特殊な空間だ」という。地理学の概念にトポフィリアTopophiliaがあり、それは「場所への愛」だという。なるほど!と思った。  聖地というのは、そこに行くことで自分が素になれたり、本当に自分が気を回復できたりする装置なのではないか、と言っている。「宇宙の中で自分が生かされている」そういう畏怖と感謝を感じる場所だという。石舞台やあるいは波に洗われる岩場とかに行った時に感じる空気は、そうか、この感じか。これが絶景を前にした感じなのかあ。 ・・がページをめくるうちに写真に既視感が・・ 有名な絶景は似たような写真にはなるのだが、オランダの「ヒューベネット」という支石墓、あれ、ついさっき見た本とほとんど同じ。と思って「世界石巡礼」を見ると、著者が須田郡司さん。この本も同じ。なあんだ、同じ著者だったのか。この本は須田さんがこれまでの「石」をめぐった旅を一冊にまとめたものだったのだ。 表紙はオーストラリア、「デビルズ・マーブルズの二つの石」。「世界石巡礼」にも載っているが、微妙に撮った角度が違う。こちらのはたぶん須田さんかと思われる人影が映っているのがとてもいい。 また収録された写真の、日本、世界の地図と写真データが簡潔な説明で巻末に一覧となっていて親切。 須田郡司氏の経歴  1962年、群馬県沼田市生まれ。山育ちゆえ海にあこがれ琉球大学で地理学を学び、琉球大学写真クラブに入り沖縄各地の離島をめぐり土着の風土や文化にふれる。また実家の沼田にも天狗信仰の迦葉山弥勒寺という聖地があるのに気付き、日本の聖地をめぐり巨木や巨石に身を置きセルフタイマーで自身を撮る。これが写真家後藤元洋氏の目に止まり、1990年に個展を初めて開く。  また宗教哲学者・鎌田東二氏の「聖なる場所の記憶~日本という身体」という本に出会い、1990年代は鎌田氏と東北、九州、四国、イギリス、アイルランドをめぐり、また東日本大震災の被災地追跡調査などを一緒に行う。  1993年、鎌田氏の友人で宗教哲学者・正木晃氏からチベットへの旅に誘われ同行。1994年には鎌田氏とアイルランドとイギリスに行き、「聖地には石がある」という確信を持ち、巨石文化に強く惹かれ、ここに焦点をあてて、聖地を掘り下げたいと思うようになる。  1995年、チベットのカイラス山の巡礼に出かけ周囲52キロの巡礼路を回り、五体投地をまねてやってみると、訳も無く涙が出てきた。  1997年、伊勢猿田彦神社遷宮に向けて全国の猿田彦神社を回る巡行に参加。沖縄、九州、出雲、伊勢を10日間で回る。最初の著書「VOICE OF STONE~聖なる石に出会う旅」を上梓。  2003年11月、「日本石巡礼」を始める。目的を3つ定める。1.日本各地に点在する多くの石や岩や洞窟、磐座を撮影し記録する。 2.石にまつわる様々な伝承や伝説を収集し、石と人との関係性を探る。3.地元の方々と石をきっかけにした交流の場(写真展、石の語りべ)を作る。 2006年で終わる。  2008年10月「日本石巡礼」出版  2009年4月、世界石巡礼に出発。「世界石巡礼~石を通じて大地に気付き、大地を通して地球を思う」の活動内容でサポーターを募る。石の存在をアニミズム的な視点で考察し、古代の叡智が込められた石文化を現代に伝承し、復興されることを目的とする。  旅を終えて、それぞれ民族や宗教は違えども、巨石という存在が、その国の人々にとって、根源的な拠り所としての役割を持っている、と感じた。  2011年5月「世界石巡礼」出版。   須田郡司氏HP http://www.sudagunji.com/ 2020.2.14発行 図書館

Posted by ブクログ

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