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京都でお買いもん 御つくりおきの楽しみ
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2020/01/30 |
JAN | 9784104675050 |
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「御つくりおき」とはなんぞや?と思ったら、「オーダーメイド」の意だった。 いろいろなものを御つくりおきされている。 中でも、散歩途中の公園で一服したいなー。。。と思うことがあるので、開花堂の散歩茶筒は、うらやましかった!! ほしい!!! でも、自分が手を出せるお値段ではないよな。...
「御つくりおき」とはなんぞや?と思ったら、「オーダーメイド」の意だった。 いろいろなものを御つくりおきされている。 中でも、散歩途中の公園で一服したいなー。。。と思うことがあるので、開花堂の散歩茶筒は、うらやましかった!! ほしい!!! でも、自分が手を出せるお値段ではないよな。。。汗 「御つくりおき」憧れます。。
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ここで言う「御つくりおき」とは、「オーダーメイド」「特注品」の意味。 探して、探して、探しまわったけれど、どうにも気に入ったものが見つからなかった時、入江さんは「職人」という神様にお願いをするのである。 この本は、買い物自慢の本ではなく、(品物は自慢しているが)この世に二つとない...
ここで言う「御つくりおき」とは、「オーダーメイド」「特注品」の意味。 探して、探して、探しまわったけれど、どうにも気に入ったものが見つからなかった時、入江さんは「職人」という神様にお願いをするのである。 この本は、買い物自慢の本ではなく、(品物は自慢しているが)この世に二つとない品物を生み出してくれる職人さんたちが主人公の本。 「お客様は神様ではない」と言うくだりから始まる。 (近頃はとみに、厄病神みたいなお客が増えているようだが…) 良いものを作っていただく、譲っていただくためには、お店と職人さんとお客は対等であるべきだという。 真にその通りだと思う。 京都には(もちろん京都以外にも)さまざまな伝統の技が伝えられているし、新しい技も生まれている。 それは、「買う」と言う形でしか応援することができない。 入江さんは、良いものを手にしたらしまい込まず、日常に使い込む。 「良いもの」というのは贅沢品ではなく、使いやすく美しい「用の美」を持つもの。 それが心も豊かにしてくれるのだ。 まあ、良いものを普段使いすると、皿屋敷みたいなことも起こるけれども(笑) 私は、百円均一で済ませることができるものならそれで済ませてしまう、所謂貧乏人であるが、この本を読んで、気持ちは本当に分かるし、心の豊かさのおすそ分けを頂いた。 入江さんのような人脈やセンスは持ち合わせないけれど、ここぞ、というものには、身の丈に合うくらいの、ささやかに良いものをあがなって、日本の匠を応援したいと思う。 けれど、「よっしゃ、カッコいい!御つくりおき真似してみよ!」などと、いきなりお店に押し掛けてはいけません。 まずは、お店に何度も足を運び、並べてある品物を買い求め、お店の人や職人さんと会話を重ね、関係が熟して初めて、自分のためだけの品物をお願いできるのです。 それは、京都のお付き合い全般に言えるのかもしれません。 そういう、京都特有の人間関係を、今では尊敬しています。 この本には成功例を書いていますけれども、もちろんたくさんの失敗もしたのです、という話も、正直に、またはお茶目に書かれている。
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