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江南の発展 南宋まで シリーズ中国の歴史2 岩波新書1805
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江南の発展 南宋まで シリーズ中国の歴史2 岩波新書1805

丸橋充拓(著者)

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江南の発展 南宋まで シリーズ中国の歴史2 岩波新書1805

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2020/01/23
JAN 9784004318057

江南の発展

¥605

商品レビュー

4

9件のお客様レビュー

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2023/07/25

三国志を読んでいて、江南には何となく「しぶとい」イメージがあった。その理由を少し理解できたと思う。江南は中原とは地形や気候が異なり、交通の仕組みも異なる。孫呉の時代には海を通って朝鮮と交易していたというのが印象的だった。難しくて、読むのに時間がかかった。

Posted by ブクログ

2023/01/09

前巻と重なる時代も多いが、視点を南に置くだけで印象が変わる。三国志で言うところの呉に当たるエリア。中原とは違い、海洋進出も含め全方位外交をしているのが印象的。 そして、中原から夷狄と見られていた江南地方が時代を経ていく中で古典国制の継承者となっていく経緯が語られている。 また、”...

前巻と重なる時代も多いが、視点を南に置くだけで印象が変わる。三国志で言うところの呉に当たるエリア。中原とは違い、海洋進出も含め全方位外交をしているのが印象的。 そして、中原から夷狄と見られていた江南地方が時代を経ていく中で古典国制の継承者となっていく経緯が語られている。 また、”一君万民”(国づくりの論理)と対立するのではなく相互補完してゆく”幇の関係”(人つなぎの論理)という人間関係に着目すると、現代まで続く中国の形が見えてくる。

Posted by ブクログ

2021/02/01

中国の通史をあつかうシリーズの一冊として宋代までの江南史を担当しているのだが、単なる地域史にとどまらず、中国という国の成り立ちにせまるようなスケールの大きい論考。新書でこういうのが読めるのは嬉しい。 あとがきによれば、士大夫、農民、アウトローのいずれにも共通する「人つなぎの論理...

中国の通史をあつかうシリーズの一冊として宋代までの江南史を担当しているのだが、単なる地域史にとどまらず、中国という国の成り立ちにせまるようなスケールの大きい論考。新書でこういうのが読めるのは嬉しい。 あとがきによれば、士大夫、農民、アウトローのいずれにも共通する「人つなぎの論理」を表す言葉がなかったので「幇の関係」なる造語を提起したそう。そんなに大胆に要約していいのかちょっと心配になるところもあったが、やはり複雑に絡まった事象をスパッと切り分ける補助線を示すのが学問の力というものだろう。読んでみて腹に落ちた。 しかし、ここで描かれる国家と社会が乖離していて、社会的流動性が高い中国の姿は、ほぼほぼ現代社会と同じものである。ポスト近代社会での議会制の機能不全は中国史研究者には既視感があるとのことで大変に興味深い。

Posted by ブクログ

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