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国語教育 混迷する改革 ちくま新書1468
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2020/01/06 |
JAN | 9784480072801 |
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国語教育 混迷する改革
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商品レビュー
4.3
3件のお客様レビュー
「センター試験」から「大学入学共通テスト」へ「改革」された際の混乱は記憶に新しい。結局行われなかったけど、国語や数学の記述式問題の導入や、英語民間試験の利用など。なんであんなことが強行されようとしていたのか。本書では「大学入学共通テスト」の国語プレ試験問題から分かる問題点や、国語...
「センター試験」から「大学入学共通テスト」へ「改革」された際の混乱は記憶に新しい。結局行われなかったけど、国語や数学の記述式問題の導入や、英語民間試験の利用など。なんであんなことが強行されようとしていたのか。本書では「大学入学共通テスト」の国語プレ試験問題から分かる問題点や、国語教育における「学習指導要領」改訂とその「解説本」をじっくりと読み解くことで、それらを推し進めようとしている人々の考え方や背景に警鐘を鳴らしている。問題は大学入試には留まらないようだ。 国語や言語は人間の思考にとって大事だとは思うし、「共通テスト」の問題点や学習指導要領の改訂などの問題点は、仰る通りだと感じはする。国語の授業に「コミュニケーション能力」のようなものを要求しているようで、そんなのは他の活動で要求すれば良いようにも思う。いずれにせよ授業にそんなに価値を見出すとは思えない現場の生徒たちは適当に対応するようにも思う。 個人的にはそんなことより、本書の最後に展開されていた社会の「学校化」という話題にいたく感銘を受けた。学校というシステムが全て、その頂点に立った人々が社会も支配する、その社会も学校のように構築され、評価され点数を稼ぐことが全てになっていく、その完成過程が今なされれいる教育「改革」に反映されている、と言うことだろうか。 学校は資本主義・産業社会で必要とされる基礎知識を(無理やり)国民に授けるためのものだったはずだが、現在はその手段の目的化が明らかに進行している。我慢して「学校」を終えてようやく社会に出ても、待っているのは再び「学校化」された社会。自分の職場で進行する「改革」もその観点から見るとまさしく「学校化」。あな恐ろしや。
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読破後の感想だが、文部科学省は果たして必要な機関なのか.無くても良いのではないかと感じた.教育を間違った方向に進めようとする意図はどこから来ているのか.時の政府に対する忖度なのか、疑問に思った.教育を受ける側のことを配慮していない気がする.
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
次の時代の高校国語に欠けているものは、結局、「豊かさ」や「深さ」なのだと気づかされた。 ということは、それを補っていくことが、「現場」の仕事ということになる。
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