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仕掛け絵本の少女 鬼と光君 小学館文庫
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仕掛け絵本の少女 鬼と光君 小学館文庫

堀川アサコ(著者)

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仕掛け絵本の少女 鬼と光君 小学館文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 小学館
発売年月日 2020/01/07
JAN 9784094067378

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商品レビュー

2.7

3件のお客様レビュー

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2020/03/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

歌舞伎町のNo.1ホストのヒカルは、店の客から「鬼の腕」なる怪しげな干からびた物をネットオークションに代理出品する羽目に。それが一千万で落札された物の、それから不思議な事が立て続けに起こり、カイと名乗る少女に古書を買いに行けと言われ…買った古書の中へダイブして平安朝にタイムスリップとかハチャメチャで面白かったです。一目惚れした相手は紫式部。色々ツッコミ所満載だったけど楽しい話でした。シリーズ化希望です。

Posted by ブクログ

2020/02/21

絵本の中の世界へ飛び込んで、大?活躍。歯を食いしばってもこの世にいるしかないこの身には夢の世界。ヒカルが光君?… 光源氏のイメージが壊れるよぅ(涙)

Posted by ブクログ

2020/01/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

表紙のイラストとタイトルに惹かれて買ったけど、正直失敗だったかなぁと思わざるを得ない。 まず、カイがヒカルをつけ回す理由がいまいちよくわからない。突拍子がなくて意味不明。 ヒカルが押し付けられた鬼の腕は正真正銘茨木童子の腕であり、それを売っぱらってしまったせいで眠らされていた童子の霊が目覚め、腕を求めてヒカルの周りで災いを起こすようになった。 後半からカイは、目覚めた茨木童子を沈めるためには鬼の腕が必要だからと、絵本の中に出てくる鬼から新しい腕を頂戴しようとヒカルを連れ回す。これはまだわかる。 だけどそれ以前にヒカルに接触した理由は、何というか薄っぺらく感じるというか。 これはもう私の想像力が足らず、平安云々のことがまったくわからないせいとしか言えない。 ヒカルが鬼の腕に関わった頃からカイは現れ、接触した。 目覚めた鬼の霊がヒカルに害を加えようとした時、カイは現れてヒカルを助ける。それはいい。 助けられた時ヒカルは熱を出していた。家から徒歩3分のところでの出来事だったので、ヒカルは家に戻ってから熱を計り、職場に連絡を入れた。 何故かその場には当たり前のようにカイもいて、家に上がり込んだ挙句呑気にアイスを食べている。その後隣人の少年が事情を聞き、おかずのおすそ分けをしにきた時もカイは居座ったまま、少年と話し込み、病人のヒカルへのおすそ分けもちゃっかり頂く。 なんというか、鬼からヒカルを守るため、今の段階でそれを話してもヒカルが信じるわけがない。それを分かっていてももやもやがすごかった。 多分、この小説の文体も関係している。この小説は何だか単調でつまらない書き方をしていると感じた。 私が読む本が基本一人称の書き方か、一人称的三人称に寄っているのもあるかもしれない。 この本は恐らく一人称的三人称かもしれないと思う。基本はヒカルの視点で進んでいくし、ヒカルの心情をよく説明している。だからといって平安場面での周りの事情や当時の説明をしていないわけではないので、恐らくそう。 でも、なんといえばいいのかわからないけど、あまりにも淡々としすぎてていまいち夢中になれない。ヒカルという主人公の視点になりきれない。つまらない。 ヒカルの後ろを追いかけるカメラからの映像がテレビに映し出され、それを黙って追いかけているような感覚。 それは多分、地の文がヒカルの心情にも説明にも寄らない、どっちつかずで中途半端なものだからだと思う。 あと描写が何というか、幼稚? 上から目線で言えた立場ではないけども。 例えば、平安時代に入ったヒカルが、そこである人物に出会った時の描写。 その人物はその時代に生きる男で、気配に全くの隙を見せず、殺気に似た迫力を撒き散らしているような男。 男はヒカルとは初対面なはずなのに、かれの名前を呼んだ。それに対するヒカルの反応を描いた描写は 「そんな男に名前を知られていることに、ヒカルは生娘のような警戒感を覚えた」 個人的に違和感を覚えずにはいられない一文だった。もっと上手く書けたんじゃないかと思う。 途中まではヒカルの内心をそれなりに本人によった形で説明していたのに、いきなり直接的な表現に逃げてしまった感じがする。 「目の前の男に名乗った覚えはない。なのに何故、こいつは自分の名前を知っているのだろう。言い知れぬ不安が背を伝い、ヒカルは思わず身震いした」 未熟ではあるが、私ならこう書く。ただ「警戒感を覚えた」だと、いまいちヒカルの感情が伝わってこず、緊張感が伝わらない。そう感じる場面が多々あったように思える。 だからなのかな。鬼との戦闘シーンもいまいち迫力を感じることが出来ず、へーふーんほーんって感じで頬杖ついて眺めているような感じで読んでいた。 主人公の感情に共感できない、想像ができない。これは私の想像力が足りないこともそうだし、この作者の書き方が私と相性がわるいことも原因。そう割り切れたらいいなと思う。

Posted by ブクログ

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