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サイレンス 文春文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2020/01/04 |
JAN | 9784167914240 |
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商品レビュー
3.1
44件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
読みやすいイヤミスでなかなか面白かった。イヤミスの中では軽めなのでサラ〜ッと読める。とはいえ、無実の人が普通に死ぬので苦手な人は苦手かも。最後の弥生ちゃんのエピソードよりも、もう少し深雪とトシアキのエピソードを掘り下げてもよかったかも。
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- ネタバレ
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恐ろしい小説だった。 はっきりとは書いていないし、想像にお任せ的な構成(それが嫌〜な気分を余計に駆り立てる)はとても上手だなと感心。 あくまで一読者としての推測だけど、少なくとも2人の島民でない人が殺されている(やられたのは悪い奴らだけど殺して良い理由はない)しかもその犯人は島で良い人面して普通に生活してる… 島を守る、仲間を守るなんて単なる美辞麗句。排他的な文化を守るためには手段は厭わない、そんな怖い人たちだらけの小さな閉鎖的な島… しまたまさんなんて存在しない。存在するのは身勝手な島民のエゴと狂気。ゾッとした。
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結婚の報告にと田舎の島へ帰省した主人公。しかし神のいたずらかその島から出る事ができない。そこにこの小説の怖さがある。田舎特有の狭苦しい価値観や風習がリアリティをもって描き出され、村社会の閉塞感がもつジワジワくる嫌な感じが主人公達を外へと向かわせる。島の魅力と相対するように島ならで...
結婚の報告にと田舎の島へ帰省した主人公。しかし神のいたずらかその島から出る事ができない。そこにこの小説の怖さがある。田舎特有の狭苦しい価値観や風習がリアリティをもって描き出され、村社会の閉塞感がもつジワジワくる嫌な感じが主人公達を外へと向かわせる。島の魅力と相対するように島ならではの連帯感が恐怖を倍増しているようように感じた。どんな形にしろこの島からは出られない内容になっているので読後感の嫌な感覚は一級品でした。
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