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サイレンス 文春文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
| 発売年月日 | 2020/01/04 |
| JAN | 9784167914240 |

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商品レビュー
3.2
45件のお客様レビュー
怖い。静かに、寒気が立ち昇るような冷え冷えとした感じがする。これは何かと思ったら冬である。雪がわんさかと降り、静かに歯を食いしばるでもなく過ぎるのを待つしかない悪夢の季節だ。 田舎の最低で最悪のところがこれでもかと描かれているが、誰も彼もが悪人ではない。窮地には手を差し伸べてくれ...
怖い。静かに、寒気が立ち昇るような冷え冷えとした感じがする。これは何かと思ったら冬である。雪がわんさかと降り、静かに歯を食いしばるでもなく過ぎるのを待つしかない悪夢の季節だ。 田舎の最低で最悪のところがこれでもかと描かれているが、誰も彼もが悪人ではない。窮地には手を差し伸べてくれるし、話も聞いてくれる。 そういうところが嫌なのである。読みながら、放っといてくれ、と叫びそうになった。 島から出たい、なのに出ていけない。オリバー・ストーンの『Uターン』のような悪夢の群像劇だが、映画がノワールならこちらはミステリだ。そのくせ心まで凍りつかせる。ああヤダ……。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
深雪の故郷の孤島・雪之島に7年も付き合ってやっと親に挨拶に来ることを渋々了承した俊亜貴を連れてきた。東京育ちの俊亜貴は村の独特な閉鎖感や雰囲気に嫌気が差しイライラ。さらに深雪がマネージャーをするアイドルと関係を持っていたことがバレて俊亜貴は逃げ出すようにフェリーで逃亡を図ろうとする。が、が、が、そんなことは上手くいかないよねー。 ハッキリとは明かされない俊亜貴の行方、俊亜貴が両親の挨拶なのにスーツを忘れて無理やり深雪の同級生に借りた「鈴木」と刺繍されたスーツ、俊亜貴逃走時にたまたま会った深雪の幼馴染・達也はフェリーで俊亜貴は島を出たよと深雪に伝える謎などなど。ぼやかされた真実はハッキリとは説明されないけど絶対そうじゃんと思える内容ばかり。 最後に深雪と義母が旦那の妹が今度彼氏を連れて来るというが、絶対冬にしなよと言うセリフ…ヤル気満々すぎて引く。
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閉鎖的な田舎特有の、逃げ場のない恐怖を突きつけられる一冊でした。 深刻な過疎化に歯止めをかけるため、若者を都会へ逃がさず地元へ永住させようと画策する村人たち。その「村を守りたい」という一見純粋な願いが、次第に狂気を帯び、取り返しのつかないミステリーへと変貌していく過程に鳥肌が立ち...
閉鎖的な田舎特有の、逃げ場のない恐怖を突きつけられる一冊でした。 深刻な過疎化に歯止めをかけるため、若者を都会へ逃がさず地元へ永住させようと画策する村人たち。その「村を守りたい」という一見純粋な願いが、次第に狂気を帯び、取り返しのつかないミステリーへと変貌していく過程に鳥肌が立ちました。 じわじわと追い詰められていく感覚と、読後の何とも言えない後味の悪さは、まさに至高の「イヤミス」です。
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