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すみれ屋敷の罪人 宝島社文庫
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すみれ屋敷の罪人 宝島社文庫

降田天(著者)

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すみれ屋敷の罪人 宝島社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 宝島社
発売年月日 2020/01/09
JAN 9784299001221

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商品レビュー

3.8

80件のお客様レビュー

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2024/11/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

『再読必至!』とか『大どんでん返し!』みたいな帯がついてるものよりも、よっぽど読み返したくなる作品でした。 個人的には共感も納得もできない行動ではあるけれど、その時代その瞬間の彼らにとっては、最悪の中の最善だったんだろうな…と理解はできる。 あんなに温かいラストとは思いませんでした。

Posted by ブクログ

2024/11/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

戦前の名家・旧紫峰邸の敷地内から二つの白骨死体が発見される… その白骨化死体は誰のものなのか? 誰によって埋められたものなのか? というお話。 とある人物から依頼を受けて調査をする謎の男により、戦前や戦時中にその家で何があったのかが、少しずつ明らかになっていきました。 当時の話を聞いていくにつれて、三姉妹は殺されて使用人たちが太一郎から金銭を奪っているのか?!とゾッとしていましたが… 真実が凄く沢山の層に覆われていて、真相に辿り着くまでに何度どんでん返されたことか! ↓驚きポイントネタバレ •亭主の太一郎•娘の葵•桜•茜の三人の姉妹が東京で大空襲に巻き込まれて死亡したとされていた→実際はその前の紫峰邸火事の際に茜と桜が心中?して亡くなっていた…葵はその直前に御園と駆け落ちしてアメリカに亡命していた… •ヒナは実は太一郎の娘だった! •ヒナが声帯模写にて三姉妹を父の前で一人で演じていた…(使用人たちは協力者) •戦争から戻ってきた太一郎の失明は嘘(国から疑いの目を向けられていて、嘘をつき続ける必要があったため) •娘たちの名前はみんなスミレの名前(アオイスミレ、サクラスミレ、アカネスミレ、ヒナスミレ) …とにかく真実が切ない… ヒナは父太一郎がショックを受けないよう顔を焼いてまで三姉妹を演じ、失明していないので気づいている父太一郎も娘の行動を無下にしないために使用人たち全員でヒナのために騙されているフリをし… 嘘に嘘が重なり悲劇が続きますが、出てくる登場人物は1人として悪人ではなく大切な人のために嘘をついているので、各々の嘘の真相が明らかになった時には切なさと共に美しさすら感じました。

Posted by ブクログ

2024/10/17

嗚呼、なんて悲しくて優しい愛なんでしょうか。 ひとりひとりの話をじっくり噛み砕いで飲み込んでいくにつれ、不思議と起きた出来事がスっと頭に馴染んでいくような文体に夢中になりました。 全員が、悪人ではなく罪人。 罪はあるけど、悪ではない。非道ではないのに、太陽の下を歩くには心に陰りが...

嗚呼、なんて悲しくて優しい愛なんでしょうか。 ひとりひとりの話をじっくり噛み砕いで飲み込んでいくにつれ、不思議と起きた出来事がスっと頭に馴染んでいくような文体に夢中になりました。 全員が、悪人ではなく罪人。 罪はあるけど、悪ではない。非道ではないのに、太陽の下を歩くには心に陰りがありすぎるような、言いようのない読了感があります。 ずっとスミレの香りがしているような気がして、今も目を瞑れば自分がすみれ屋敷の庭にぽつんと立ち尽くしているような感覚になりました。

Posted by ブクログ

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