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三の隣は五号室 中公文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2019/12/19 |
JAN | 9784122068131 |
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三の隣は五号室
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三の隣は五号室
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商品レビュー
3.3
18件のお客様レビュー
住民の名前が1から順番になっているので とてもわかりやすい 前に住んでいた人の事なんて気にもしないけど こうやって話として読んでみると感慨深い 最近の若いものは真新しいところが好みだけど 前の人の跡が残っているのもいいものだ
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無理だ。仕組みは出だしで理解したけど、章が変わってもしっくりこんのよ。多数出るしバトン渡す感覚もいいと思うけど入って来ん。猛スピードと佐渡の3人は気に入ったけどその後が感想見ると今回も含めて思ったのと違うってこと
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古いだけで一見なんの変哲もない2Kの木造アパート。だが住み始めると、その間取りが少し変わっていることに気づく。 そんなおかしなアパートの一室、5号室を舞台に、そこに暮らした代々の住人たちを描く群像劇。 第52回谷崎潤一郎賞受賞作品。 ◇ 「変な間取りだ」...
古いだけで一見なんの変哲もない2Kの木造アパート。だが住み始めると、その間取りが少し変わっていることに気づく。 そんなおかしなアパートの一室、5号室を舞台に、そこに暮らした代々の住人たちを描く群像劇。 第52回谷崎潤一郎賞受賞作品。 ◇ 「変な間取りだ」 1982年、第1藤岡荘5号室に入居したばかりの三輪密人はそう思った。 内見することも間取り図を見ることもなく適当に決めた部屋である。6畳4畳半とキッチン3畳だが、ドアを入ったところに「玄関の間」とでも言うべきスペースもある。 けれど、玄関の間の先にはキッチンに入るドアと4畳半に入る障子が並んでいる。それらの奥に6畳間が控えていてキッチンからも4畳半からも障子1枚で仕切られていた。 煙草を吸いながらそんなことを考えているうちに、引っ越し業者が大量のダンボール箱を搬入していく。どんどん積み上げられる荷物で部屋のほとんどが埋まっていくのを、三輪はただ眺めていた。 ( 第1話「変な間取り」) 全10話。 * * * * * なんと風変わりな小説だろう。そう思いました。少し変わった間取りを持つ2Kのアパートの一室に入居した、歴代の住人の生活記録です。 ただし、50 年間に渡る 13 代の住人の全記録を順に述べるのではなく、第8話まではテーマごとに各住人の言動や思考を列挙していくという手法で書かれています。 そして、第9話は住人たちの退去のいきさつが紹介され、最終話で後日談が明かされます。 この観察日記とも言える記録集は、試みとしてはおもしろいしそれなりに楽しめたのだけれど、語られる人物が次々と入れ替わっていくため、プロフィールを思い出すのに苦労します。 また、誰にも、そして何にも主眼が置かれておらず、ひたすら淡々と書き綴られていっている印象で、読み通すためのモチベーションの維持も大変でした。 でも第9話「メドレー」から最終話「簡単に懐かしい」での三輪密人に絡む話はサスペンスミステリーのにおいがして、少しばかりドキドキします。 ここまで読んだ人へのご褒美のようなものかなと思って、ひとりでニンマリしました。 エンタメ性はまったくありませんが、一風変わった小説が好きな人にはオススメです。
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