兵器を買わされる日本 文春新書1244

東京新聞社会部(著者)

• 販売会社／発売会社: 文藝春秋
• 発売年月日: 2019/12/18
• JAN: 9784166612444

商品レビュー

2024/05/26

ある程度わかっているつもりのことが、現実は遥かに出鱈目であることに気付かされ驚く。こういうのが、本当にやってほしい報道の仕事だと思う。

2021/04/06

誰から買わされているのか。答えは「アメリカ」
です。

貿易赤字削減を求めて日本車の輸出い関税をチ
ラつかせるなどのトランプ大統領時代の圧力を
かわそうと、米国産の兵器を爆買いしていてい
たのです。

新聞でもよく取り上げられるオスプレイや、あ
の「居眠り事件」でTVで報道された秋田県の
イージスショアも、その中の一つです。

しかもイージスショアなんて、本当に必要なの
かを精査もしていなかったとか。

あのグーグルマップから標高を割り出してたが
故に間違えたのは、「ワザと」行った防衛省の
抵抗とも言われています。

これらの兵器は実質「ローン」で購入しており、
その借金額は何と年間の防衛費を上回っている
そうです。

沖縄の辺野古問題にも触れられていて、普段は
なかなか関心を持つことのない「国防」に目を
向けさせてくれる一冊です。

2020/11/05

貿易赤字分の埋め合わせのために政府主導で米国から不要な武器を買うことが決定される。武器価格はそもそも言い値に近く、立場も弱いためにカモられており、請求書と納品書の誤差も見過ごした杜撰な買い物を続けて経費が膨れ上がり、その借金支払いで首がまわらなくなり、必要資材の予算確保もままならなくなってしまうため予算計画を細工が必要となり、それが新たな汚職を生み、国民からは何が起こっているのか見えなくなる。

税収を集める巨大な装置には悪い虫が集まるものだ。聖域を作ってしまうとそこが巣になる。沖縄の基地問題もあまりにあんまりで胸が痛くなった。