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憎しみを乗り越えて ヒロシマを語り継ぐ近藤紘子
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 汐文社 |
発売年月日 | 2019/12/16 |
JAN | 9784811326177 |
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商品レビュー
4
4件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
以前、原爆乙女のことを書かれた本を読んだが 尽力された方の娘さんのことだった 赤ちゃんの時に被爆され、町内で唯一生き残った赤ん坊 お父さんの職業は牧師さんで、原爆が落とされた時 紘子(こうこ)さんは、お母さんと2人だった お父さんが2人を探しに来て見つけた時、 牧師の妻なのに、一緒にいた方の安否を気にしないとは何事だ!と、お母さんに怒っていたことを知った紘子さん それ以来、お父さんのことがどこか苦手 お父さんは、原爆乙女を含む被爆者に対する仕事の関係で、家は留守がち (原爆乙女の本を読んだ時は、すごい尽力された方の認識しかなかったが家族は寂しい思いをしていた) 紘子さんは、被爆した直後 一度生死を彷徨う時があったが、それ以降病気になることはなく元気に育つ 原爆が落ちた二日後に、山口から紘子さんのお母さんの妹さんが赤ちゃんをおんぶしながら心配して訪ねて来てくれた その赤ちゃんは、被爆者となり数日後に亡くなってしまった 大人になるにつれ、被爆者という事を隠し広島から離れて原爆を忘れて生きるが 婚約者の家族に結婚を反対され破談し 次に結婚すると、原爆が原因なのか流産してしまう いつまでたっても原爆からは逃れられない 中学生の頃には、裸に白い布一枚でいろいろな国の研究者たちの前に立たされ見世物にされたことで心の傷を負ってしまう 原爆を落とした副操縦士のキャプテン・ルイスを憎んでいたが対面した時に彼の涙を見て憎む相手を間違えてたことに気づく 彼も、原爆を落とした後の広島を見た時 とんでもないことをしてしまったと苦悩を抱えていた 後に精神科に通っていた
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生後8か月で被爆した近藤紘子さん。彼女の父は自身も被爆しながら広島の惨状を世界に伝え、その復興に尽くした牧師谷本清さん。被爆者を身近に感じつつもアメリカ人の支援者も周りにいた彼女は、アメリカという国ではなく、原爆を落としたアメリカ軍兵士へ憎悪を募らせました。 あるとき、原爆を投下...
生後8か月で被爆した近藤紘子さん。彼女の父は自身も被爆しながら広島の惨状を世界に伝え、その復興に尽くした牧師谷本清さん。被爆者を身近に感じつつもアメリカ人の支援者も周りにいた彼女は、アメリカという国ではなく、原爆を落としたアメリカ軍兵士へ憎悪を募らせました。 あるとき、原爆を投下した「エノラ・ゲイ」号の乗組員と出会います。そこで彼女はアメリカ軍兵士の苦悩に触れることになります…。
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原爆を落としたパイロットの苦しみ、原爆乙女のアメリカでの治療など知らなかった事が多く記載されている。当事者が人を憎まず戦争を憎む心境になるにはどれだけの葛藤が必要だろうか。
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