韓国人のボクが「反日洗脳」から解放された理由 韓国人ユーチューバーWWUK WAC BUNKO315

WWUK(著者)

• 販売会社／発売会社: ワック
• 発売年月日: 2019/12/14
• JAN: 9784898318157

商品レビュー

2022/09/10

『#韓国人のボクが「反日洗脳」から解放された理由』

ほぼ日書評 Day650

韓国生まれの韓国人（執筆当時、その後、本書中でも予告されている通り、日本国籍を取得した模様）の手による、タイトル通りの内容の一冊。

やや扇動的なタイトルに新書版ということもあり、もう少し薄い内容かと思って手に取ったが、意外にさにあらず、著者にはお詫び申し上げる次第だ。

内容だが、もれなく扱わざるを得ない「慰安婦」や「徴用工」については、国会図書館等で古い資料を読み込み（ネイティブでない方が、カタカナ混じりや旧字体の古い日本語を読み解くのは、まことに苦労が多かったろうと思う）、それらが事実ではなかったことを論理的に説明している。
さらにサンフランシスコ講和条約締結以前には韓国による日本漁船の拿捕が多数行われ、日本側に死者まで出ている資料も示される。

自らが運営するYouTubeチャネルから動画が削除される頻度が高いこと、さらには数十万サブスクライバーを抱えるYouTuberが10人単位で「韓国内で（当時の）文政権弾劾を呼びかけ」ても、政府側の公式発表では集まった署名は20万に満たないこと等、政府が『1984』のような、あるいは中国のような情報統制（ないし介入）を行なっていることも主張されるが、残念ながらこれは状況証拠の域を出ていないと感じた。

一番近い隣国であり、そのさらにお隣の両国との関係が微妙な中、米国を含めた同盟関係は重要性を増していることは間違いなく、そのためには「反日洗脳」のようなことはやめて欲しいのだが、Day647でも述べた通り、いったん刷り込まれた洗脳から解放されるには極めて長い時間がかかるのも事実。

ただ、本書ではこの点について一筋の光明への可能性も示唆される。やや長くなるが最後に引用しておこう。

今の韓国の若い世代は、前述したように「反日歴史教育」を受けてはいても、SNSで最新の情報を手に入れているおかげなのか、とくに「反日」というわけではなく、 むしろ日本に対してはいいイメージを持っています。みんな日本のアニメとかゲーム が大好きだし、食文化にも興味がある。むしろ「親日派」のほうが多いとさえ感じます。 良かれ悪しかれ「歴史問題」などどうでもいいのではないでしょうか。
若者が反日デモを行っているニュース映像が日本でもよく流されるので誤解されている方も多いのではないかと思いますが、実はデモに参加している若者の多くは「韓国大学総学生会連合」という左派団体に所属する学生で、一般学生を装って反日活動を展開する学生活動家です。

ようは、数百人程度（しかもおそらくは多くがアゴアシ付きで雇われた中高年）による首相官邸前デモを、5000人規模等と報道してしまう我が国と同じ穴のムジナ的なマスコミによる誇大・偏向報道も、自らネットからも情報を取れるような世代が増えてくれば、おのずからこの「洗脳」も解けてくるという。ぜひ、期待したいものである。

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2022/03/19

WWUKさん、日本帰化おめでとう！
とても立派な日本男児だと思う。

私たちに知らされていない、韓国警備艇による日本の漁船のだ捕や銃撃について教えてもらった。
海上保安庁がその様な資料を公開してるのも知らなかった。
「李承晩ラインを超えたとして半島に強制連行され顔を焼かれる拷問を受けた日本の第三興洋丸乗組員の写真」を見て涙が出た。

慰安婦の中には、自らの意志でなった人がいる一方で、親にだまされ朝鮮人ブローカーに売られた人も大勢いたらしい。
朝鮮戦争では韓国人慰安婦をドラム缶に入れてアメリカ兵に供給していた、という話もあるとか。

日韓の歩み寄りを阻止しようと北朝鮮が暗躍してるのも知らなかった。
現在、韓国には自称徴用工の遺族を募集するサイトがあり、応募すれば誰でも徴用工の遺族になれるらしい。
本当にに韓国のやることは無茶苦茶。
しかし、韓国の若者の中からは、まともな意見も出てき始めているのが救い。

金に対する執着心の強い韓国人は、金になると踏んだら何にでも飛びつく。
慰安婦、徴用工、反日デモ、五輪ボイコット、旭日旗撲滅…全て利権構造が確立してるらしい。

著者の、弱腰日本政府に対する叱咤激励が有りがたい。
著者が反日洗脳された左翼韓国人に傷つけられることがありませんように。

2020/07/14

洗脳されなかった理由は、両親が比較的冷静で、本人も中学生からオーストラリアに留学して、日本人の知人ができて、冷静に歴史の事実に向き合って、知的に対応できたから。

それに尽きるんだろう。

本人は研究家でも何でもないので、書いてある事実自体は全く目新しくないが、若い韓国人だからこその目線、実際に向こうの社会で感じたことを素直に書いているのがキモ。