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二重らせん 欲望と喧噪のメディア
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二重らせん 欲望と喧噪のメディア

中川一徳(著者)

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二重らせん 欲望と喧噪のメディア

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2019/12/12
JAN 9784065180877

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商品レビュー

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4件のお客様レビュー

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2022/09/11

かなりページ数がある大著。それだけに読み応えがあり、ノンフィクション作品としてとても濃密な作品。これだけフジテレビ、テレビ朝日といった巨大メディアの内幕に迫れることに驚愕する。そしてその実情を書き切る著者の熱量と力量に脱帽。 この本を読むとライブドア事件に至るまでの関係者の攻防...

かなりページ数がある大著。それだけに読み応えがあり、ノンフィクション作品としてとても濃密な作品。これだけフジテレビ、テレビ朝日といった巨大メディアの内幕に迫れることに驚愕する。そしてその実情を書き切る著者の熱量と力量に脱帽。 この本を読むとライブドア事件に至るまでの関係者の攻防、歴史的経緯がよくわかる。それも単なる経緯ではなく、様々な関係者が激しく攻防するある意味手に汗握るドラマになっている。日本のメディア史という観点からも貴重なノンフィクション作品だと思う。

Posted by ブクログ

2020/03/22

ノンフィクションの金字塔。 ノンフィクション冬の時代。 これだけの熱量で書かれたノンフィクションを近年見ていない。 戦後の旺文社の赤尾家、朝日新聞の村山家、フジの鹿内家、戦後歴代の政治家の濃密な関わりから始まり、ライブドア事件で大団円を迎える。 上場企業とは思えない属人的な企業統...

ノンフィクションの金字塔。 ノンフィクション冬の時代。 これだけの熱量で書かれたノンフィクションを近年見ていない。 戦後の旺文社の赤尾家、朝日新聞の村山家、フジの鹿内家、戦後歴代の政治家の濃密な関わりから始まり、ライブドア事件で大団円を迎える。 上場企業とは思えない属人的な企業統治、社内政治がこれでもかと繰り広げられる。 日枝久が放送と通信の融合を訴えていたのは意外な発見であった。 ライブドア事件で放送と通信の融合を形上唱えていたライブドアに買い占められてしまうのは歴史上の皮肉である。 メディアの歴史は死屍累々、呪いを実感できる。 マスコミからは徹底的に無視されるかとは思うが、よく出版できたなというのが感想。マスコミの崩壊が顕著となった近年。 後年になるほど評価されるかもしれない。

Posted by ブクログ

2020/02/17

【鹿内はMBOを決断することを促し、最後の説得を試みている。しかし、亀渕は「会社を私たちのものにすることはできません」と尻込みした。 「ならば、誰のものになればいいんだい」 「誰のものになっても困ります」】(文中より引用) フジテレビとテレビ朝日という日本を代表するテレビメディ...

【鹿内はMBOを決断することを促し、最後の説得を試みている。しかし、亀渕は「会社を私たちのものにすることはできません」と尻込みした。 「ならば、誰のものになればいいんだい」 「誰のものになっても困ります」】(文中より引用) フジテレビとテレビ朝日という日本を代表するテレビメディアの歩みを記した作品。両社に赤尾一族が関わる捻れた創設の内幕や、外資や新興ファンドからの攻勢という市場経済の荒波に晒された実情を描き切っています。著者は、『メディアの支配者』などで知られる中川一徳。 ハードカバーで550ページを超える大著であることは確かですが、「ここまで調べたのか」と唸ってしまうほどに両社の歴史を暴きまくった快作だと思います。特にニッポン放送の経営権問題に関する書き振りは圧巻の一言。村上世彰氏の海賊っぷりに鳥肌が立ちました。 ライブドアの一件は後々振り返ってみると、平成史の中でも今語られている以上に特筆すべき出来事だったんじゃないかと思い始めています☆5つ

Posted by ブクログ

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