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レ・ミゼラブル(1) ファンチーヌ 平凡社ライブラリー892
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レ・ミゼラブル(1) ファンチーヌ 平凡社ライブラリー892

ヴィクトル・ユーゴー(著者), 西永良成(訳者)

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レ・ミゼラブル(1) ファンチーヌ 平凡社ライブラリー892

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 平凡社
発売年月日 2019/12/12
JAN 9784582768923

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2023/07/09

小学生の頃、子供向けの「ああ無情」を読んで読書感想文を書きました。ただし途中までしか読まずに。 神父さんがジャン・バルジャンに食器だけでなく燭台まであげる気持ちがわからなかったし、弟が捕まっているのにジャンのお姉さんがなんで知らんぷりなのかも分からなかった。 マドレーヌという美味...

小学生の頃、子供向けの「ああ無情」を読んで読書感想文を書きました。ただし途中までしか読まずに。 神父さんがジャン・バルジャンに食器だけでなく燭台まであげる気持ちがわからなかったし、弟が捕まっているのにジャンのお姉さんがなんで知らんぷりなのかも分からなかった。 マドレーヌという美味しそうな名前にクギヅケになった後、「パンを盗んで19年間も牢屋に入れられるなんてかわいそう」「神父さん、すごく優しい人」「ジャンバルジャンは力持ち」という内容を伸ばし伸ばし書いて提出したような気がします。 なので映画の予告編を見た時、アンハサウェイは何の役???と思ったほどのお粗末さでした。 まず、ミリエルは神父さんじゃなくて、司教の間違いですね。司教とは教皇の次に偉い位の人です。ミリエル司教は偉い人なのにつつましく日々を送っている人なのです。 ミリエルは法律に従事する貴族の生まれで、20歳ごろに結婚するものの情事とパーティーに興じていた。しかし、フランス革命によって家族は虐殺・迫害され、イタリアに亡命。やがて妻が肺の病気で亡くなる。何年も過ぎ、司祭(司教の1つ下の位)になってフランスに戻ってきた…という過去(ただし噂)を持つ人です。 自分の司教としての収入のほとんどを宗教関係、教育関係、貧しい人、囚人のために使い、山賊がいる山の中へ巡回へ行って山賊をも改心させてしまうような人です。 貧しい人に分け与えるべきであるという考えが根底にあります。ジャンが盗んだ食器については大叔母からの遺産であり「間違ってしかも長いあいだ、じぶんのものにしていた。あれは貧しい人たちのものだった。」だから貧しいジャンのものであるという考えなのです。カトリックだからというよりも、このミリエル司教の人柄だと思います。 ミリエル司教の外伝ではじまるこの物語。主人公のジャン・バルジャンが登場したのは、なんと108ページ目! 著者の目線で書かれていて、ストーリーとは関係のない話にそれてしまうことも多々ありますが、時代背景などを感じ取れることもできます。この長い長い外伝のおかげで、司教がジャン・バルジャンに食器だけではなく、燭台まであげてしまえるのかに納得がいくのです。 ジャン・バルジャンは幼い頃に両親に亡くし、姉に育てられます。ジャンが25歳の時姉の夫が亡くなり、義務的にジャンがその7人の子供の父親代わりになります。ジャンの姉はジャンの皿にあるマシなおかずを取って自分の子供にあげるような人。ジャンは人からの愛情を知らずに育ち、パンを盗んで囚人となり心が荒みます。その心を変えるきっかけとなったのがミリエル司教なのです。 ミリエル司教から銀の燭台をももらったジャンは逃げるように街を出た後、草原であれこれと考えごとをします。その最中に少年が落とした銀貨を無意識に踏みます。そして少年が「おいらのお金、返してくれよ」と言うにも関らず、「とっとと消え失せろ」と言って少年を追い払ってしまうのです。 無意識にもまた罪を犯してしまったことに気づいたジャン。小さな額であったとしても罪を認めて後悔し、惨めな気持ちで泣きながら必死で少年を探す場面は涙なしには読めません。 一方読んでいて印象が変わったのがジャヴェール警部。多少嫌な部分はあるものの、ただ実直に法を守り、自分の間違いを素直に認めることができる人。ジャン・バルジャンに対しては、無期懲役に相当する罪(元囚人が銀製品を盗み少年から銀貨を奪ったこと)が許せないだけなのです。 ミリエル司教の正義に感動させられます。ジャン・バルジャンの貫こうとする正義と葛藤に対するジャヴェール警部の正義にドキドキハラハラします。 間違いなく後世に残る名作だと思います。

Posted by ブクログ

2021/02/12

坂幸太郎さんのホワイトラビットの物語の中で 出てきていたので気になって購入。確かに本筋と少しズレた話し(登場人物の人生についてや、その出来事があった社会背景など)がちょこちょこ挟まれるけど、私はそこが面白いなって思った。西洋美術が好きだから宗教的な話しも違和感なかったし、思いの外...

坂幸太郎さんのホワイトラビットの物語の中で 出てきていたので気になって購入。確かに本筋と少しズレた話し(登場人物の人生についてや、その出来事があった社会背景など)がちょこちょこ挟まれるけど、私はそこが面白いなって思った。西洋美術が好きだから宗教的な話しも違和感なかったし、思いの外読みやすかった。なにより淡々と物語が進んでいくと思っていたけど、割と山あり谷ありの物語だったから飽きずに読めた。第2部も期待しかない。笑

Posted by ブクログ

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