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別れの季節 お鳥見女房
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2019/11/27 |
JAN | 9784104235162 |
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別れの季節
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商品レビュー
4.3
6件のお客様レビュー
6年振りに久々のお鳥見女房珠代との再会。 しかし、これが最後、もう会えないかと思うと、頁を捲る手も滞りがち。 「ほこほこと温かくて、おそばにいるだけで安心でき」「来るものは拒まず、あるがままに受け入れて良いところを見つけてゆこうとする」この主人公は、著者の理想像と、あとがきで書い...
6年振りに久々のお鳥見女房珠代との再会。 しかし、これが最後、もう会えないかと思うと、頁を捲る手も滞りがち。 「ほこほこと温かくて、おそばにいるだけで安心でき」「来るものは拒まず、あるがままに受け入れて良いところを見つけてゆこうとする」この主人公は、著者の理想像と、あとがきで書いている。 読者にとっても、心癒される存在だった。 「○○ロス」とよく言われるが、まさに珠代ロスに襲われている読者も多いことだろう。書くいう読書子もその一員。 他のレビューにも書かれてあったが、嫁の恵以か誰かを主人公にして、新シリーズができないものか。時々、珠代さんも登場させて。
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2018〜19年に小説新潮に掲載された6話の単行本化で、シリーズ8作目にして最終作。 前作が2013年だったので久しぶりだが、20年たって完結してしまった。とても好きだったシリーズなので残念。 源大夫と多津の矢島家での呉越同舟から始まって、物語の中では15年が経っていて、その...
2018〜19年に小説新潮に掲載された6話の単行本化で、シリーズ8作目にして最終作。 前作が2013年だったので久しぶりだが、20年たって完結してしまった。とても好きだったシリーズなので残念。 源大夫と多津の矢島家での呉越同舟から始まって、物語の中では15年が経っていて、その源大夫と多津が小田原に帰る。怨讐を超えさせた主人公珠世のすべてを受け入れる姿は今回もそれは健在で、嫁の恵以(鷹姫)に受け継がれることが最後に示される。 久太郎たちの窮地を救ったのは、源次郎が通う試衛館の後の近藤勇だし、吉田松陰の黒船密航未遂や佐久間象山の連座の衝撃もストーリーの大きな流れになっている。 このあとの尊皇攘夷の嵐の中で、源次郎は新撰組に加わるのだろう。鷹狩りどころではなくなって御鳥見役はどうなるのだろう。十数年後の幕府の瓦解を思うと彼らがとても心配になってしまう。 どうか、明治の社会で明るくたくましく生きているスピンオフを書いて欲しい。
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これが最後かと思うとお仕舞が近づくにつれて 読むスピードが遅くなる。珠代のホンワカした笑顔。そんな母でありたいと 自分を戒める。長い間ありがとう。出来ればお嫁さんに代替わりでも「お鳥見女房」続きを希望です。
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