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人間革命の宗教
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人間革命の宗教

池田大作(著者)

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人間革命の宗教

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 聖教新聞社
発売年月日 2019/11/21
JAN 9784412016590

人間革命の宗教

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商品レビュー

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2020/03/29
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本書は、これまで様々に読んできた全ての書籍の中でも、自身としては、もっと座右に置きたい書であると感じた。 本書の内容は、仏法の機関紙「大百蓮華」の2017年1月号~12月号に「世界を照らす太陽の仏法」として連載されたものが収録されている。 改めて書籍となったものを読んで、その内容の深さ、密度の濃さに感動を覚えるとともに、それでいて明快で誰にでもわかるように平易に書かれているところが有り難い。 タイトル通り「宗教」とくに「仏法」について書かれた書であるが、専門的な用語であっても、その本意を万人に理解できるように丁寧に説明されている。 本書でいう「仏法」とは「法華経」、とりわけ日蓮大聖人の御書(日蓮大聖人が執筆された論文や消息文等)の御文をベースに、そこに込められた哲学の真意を著者自身の人生を通じたエピソードや分かりやすい事例等を紹介しながら縦横無尽に語られており、読者に人生の重要な指針を示し、啓発を与え、読者は多くの重要な気づきを得ることができる。 12か月分を集約した章構成は、以下の通り。 ・師子王の心 ・対話 ・誓願 ・調和 ・幸福 ・希望 ・生死 ・平和 ・民衆仏法(上) ・民衆仏法(下) ・師弟共戦 ・心こそ大切 各章に、日蓮大聖人の「御書」の御文が引用され、その御文のエッセンスが明確である。読めば読むほど、また読む側の境涯が高まれば高まるほど、そのエッセンスの深みがより伝わってくる。しかも表現はシンプルすぎるくらいシンプル。 アインシュタインの相対性理論で「質量とエネルギーの等価性」という重要な理論が「E=mc2(←2乗)」というシンプルな公式で示されたのに近い感覚を覚える。 難しく語ればいくらでも複雑に延々と語ることができる内容を、至ってシンプルに、しかも万人にわかるように示されている。 例えば「法華経」の解釈本は多く存在するが、その意味の捉え方で、薄っぺらい表面の文字面のみを追った解釈もあれば、その意味するところ、真意をとらえることによって、多くの読者に共感や啓発を与えるものもある。 それを語る人の境涯により、真意の捉え方の差が生じるからであると思う。 本書については、一読しただけでは、著者の高みまで到達することができず、目標として読み、何度も読み返すことにより、自らを少しずつ高めていくための座右の書としたい。 そういう意味では、本書のタイトル「人間革命の宗教」は、本書の趣旨をもっともシンプルに表わされていると感じる。単に、教義の解釈なのではなく、その宗教を通じて、いかに自己変革していくのか(=人間革命していくのか)が示されている。

Posted by ブクログ