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中国の行動原理 国内潮流が決める国際関係 中公新書2568
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中国の行動原理 国内潮流が決める国際関係 中公新書2568

益尾知佐子(著者)

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中国の行動原理 国内潮流が決める国際関係 中公新書2568

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 2019/11/20
JAN 9784121025685

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商品レビュー

4.1

23件のお客様レビュー

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2023/01/15

中国びいき?の著者なのでそこまで中国に厳しい論調ではないが、共産党体制維持のために対外政策が歪曲されるかの国の状況に対しては批判的。 本邦と違い横の連携が取られないというかの国で、近年やりたい放題にも見える海警局が政治の犠牲になったという指摘は興味深い。 2018年発行だが、...

中国びいき?の著者なのでそこまで中国に厳しい論調ではないが、共産党体制維持のために対外政策が歪曲されるかの国の状況に対しては批判的。 本邦と違い横の連携が取られないというかの国で、近年やりたい放題にも見える海警局が政治の犠牲になったという指摘は興味深い。 2018年発行だが、直近の習近平一強体制を反映した著者の観察にも触れてみたい。

Posted by ブクログ

2022/11/07

 他国はこんな国だと評価する際、私たちはどれだけ確固たる根拠に基づいて考えられているか。私たちがある国に関して持っている情報がどれ恣意的な操作と選択をされてきたかのか。 そういう想像をさせてくれる本だった。  何かを「判断」する前に「理解」が必要だというのは当たり前のようであると...

 他国はこんな国だと評価する際、私たちはどれだけ確固たる根拠に基づいて考えられているか。私たちがある国に関して持っている情報がどれ恣意的な操作と選択をされてきたかのか。 そういう想像をさせてくれる本だった。  何かを「判断」する前に「理解」が必要だというのは当たり前のようであると同時に詭弁にも聞こえる。なぜなら、国と国との関係という複雑な事象においてはそれを完全に理解することなどほとんど不可能だからだ。また、個々人が他国に関して専門家レベルの理解を持たなければなんらかの判断を下してはいけないわけではないから、理解が必ずしも必要かと言えばそうではないと言える。実際にこの日本には、事実をもとに他国の状態をある程度理解できている人もいれば、ほとんど正確な情報を持たずに国の名前を見ただけで全てを否定する人もいる。だがそのどちらも主権を持った1人の有権者で、両者の一票の価値は等しい。(ちなみに、ここでいう理解というのは譲歩のニュアンスを含んだ言葉ではない。事実に基づいた情報があるかないかという話である)  法的な観点からいえば、私たちに他国を理解する義務は全くない。しかし知ろうとするならば適切な情報を得ることができ、その情報は短絡的な判断を阻止する。私は相手を知った上で判断するか知らないで判断するかなら、前者の方がいいと思っている。  だからこそ私は筆者の本を手に取り、中国という国を知ろうと試みた。本書はそれに大きく資するものであったばかりか、ひとつの読み物として上質であった。何度も読み返すたび何度も興味深い。

Posted by ブクログ

2022/02/20

構成がよく、全体を通した筆者の論旨が明確。 1・2章では総論として、中華人民共和国の革命政権としての性格や、党・軍・国の3系統の分立などを説く。ここが筆者の主張の核になる部分で、タイトルにもある「中国の行動原理」が示されている。 特にエマニュエル・トッドの家族人類学に基づく考察...

構成がよく、全体を通した筆者の論旨が明確。 1・2章では総論として、中華人民共和国の革命政権としての性格や、党・軍・国の3系統の分立などを説く。ここが筆者の主張の核になる部分で、タイトルにもある「中国の行動原理」が示されている。 特にエマニュエル・トッドの家族人類学に基づく考察は興味深かった。中国人の家族形態は外婚性共同体家族にあたり、家父長の権限が強い一方で息子間の連帯は希薄になる。このことがトップダウン型の組織秩序や、「潮流を読む」ことの重視といった中国社会の特徴を生み出している、とのこと。 続く3・4章は革命以降の政治史。ここは読んでいて単調に感じる面もあるが、まあこれは仕方がないだろう。鄧小平あたりは割と面白かった。 5・6章はケーススタディで、5章は広西チワン族自治区と「一帯一路」、6章は国家海洋局の主導による海洋問題の拡大を取り上げる。5章は成功例、6章は失敗例として扱われている。 いずれの事例にも1・2章の原理のはたらきが見受けられて興味深い。中国ほどの大国の外交態度が実際には地方政府やいち部局いかんで決定されることもあるのは新鮮だった。 全体を通して、各章の役割や説明したいことが明確で、よく構成された授業を受け通したような気分になれる。単なる通史に終わらずダイナミックな理論の展開があり、こういう読書を続けていきたい、と思えるような一冊。 あとがきから伺える筆者の人となりも好印象でした。

Posted by ブクログ

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