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GLOBOTICS グローバル化+ロボット化がもたらす大激変
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GLOBOTICS グローバル化+ロボット化がもたらす大激変

リチャード・ボールドウィン(著者), 高遠裕子(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 日本経済新聞出版社
発売年月日 2019/11/19
JAN 9784532358402

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商品レビュー

3

5件のお客様レビュー

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2022/10/30

特段目新しいと思える情報はありませんでした。 基本的にはAIは人間の職を奪うという方向で考えている模様。

Posted by ブクログ

2021/06/13

今、AIやロボットが、世界的な規模で経済、ビジネスを急速に変えている。こうした技術の進化とグローバル化がもたらす、破壊的変動について解説した書籍。 グローバル化は従来、モノづくりの分野に関わる問題だった。しかし、通信技術やAIなどが進化した今日、グローバル化による影響は、サービ...

今、AIやロボットが、世界的な規模で経済、ビジネスを急速に変えている。こうした技術の進化とグローバル化がもたらす、破壊的変動について解説した書籍。 グローバル化は従来、モノづくりの分野に関わる問題だった。しかし、通信技術やAIなどが進化した今日、グローバル化による影響は、サービス職や専門職にも波及しつつある。 情報通信技術を利用して遠隔地で仕事をする労働者を「テレマイグランツ(遠隔移民)」という。先進国のサービス・セクターの労働者は、今後、遠隔移民との競争にさらされる。 欧米の銀行では「ホワイトカラー・ロボット」が働いている。労働者を代替する目的で設計され、20カ国語を話し、数千本の通話を同時に処理する。この状況は、本物の労働者と、思考するコンピューターとの賃金ゼロの競争を意味する。 遠隔移民のような新たな形態のグローバル化と、ホワイトカラー・ロボットのような新たな形態のロボット化(ロボティクス)の組み合わせを「グロボティクス」と呼ぶ。今日、 このグロボティクスは、世界を激変させつつある。 グロボティクスは、大規模な雇用喪失など、破壊的な変動を引き起こすおそれがある。今日の大手IT企業のビジネスモデルは、高所得国の労働者を遠隔移民やホワイトカラー・ロボットに置き換え、コストを節減する、というもの。 グロボティクス革命に備える上で「AIや遠隔移民と直接競争しない仕事を探す」「AIや遠隔移民との競争を避けられるスキルを磨く」「人間らしさはハンデではなく、強みだと心 得る」の3つが重要。また、AIに代替されたくないなら、仕事の中で、それを使いこなす方法を学ばなければならない。

Posted by ブクログ

2021/02/18

数年前、AIでなくなる仕事というのが話題になった。背景には、計算能力向上やディープラーニング活用事例の増加、シンギュラリティに懸念を示す著名人の影響がある。そうした時に必ず出てくるのがラッダイト運動で、第一次産業革命で織物職人が自動織機を壊す抗議活動である。今の世では、ラッダイト...

数年前、AIでなくなる仕事というのが話題になった。背景には、計算能力向上やディープラーニング活用事例の増加、シンギュラリティに懸念を示す著名人の影響がある。そうした時に必ず出てくるのがラッダイト運動で、第一次産業革命で織物職人が自動織機を壊す抗議活動である。今の世では、ラッダイト運動は既得権益者の抵抗と批判的に説明されるが、機械により新しい産業が生まれ雇用が回復するのに100年かかっていることを考えると、抵抗なく移行できるはずもない。 本書は、イノベーションによる仕事、社会の変化を産業革命から現代までの歴史を振り返り、これからどうなるかを予測する。と書くとありきたりに思えるが、本書ならではの解釈として、転換、激変、反動、解決に整理し、技術による変化に社会が追いつく長いプロセスを説明している。興味深いのが、産業革命に始まる工業化による混乱は労働運動、共産主義、ファシズム、大戦を経て、ようやく制度も整備され解決したが、今は脱工業化による混乱の真っ只中であり、ポピュリズムの台頭など反動が出てきたところで、AIによる新たな転換を迎えている点だ。 AI、RPA、リモート技術により、ホワイトカラー、サービス業が省人化、オフショア化されつつある。新しい仕事が生まれるよりも早く、先進国の雇用は失われていくだろう。果たして、今の格差社会の下層と、今後AI化でさらに増える格差の犠牲者が協力し、大きな反動を成し遂げるのか?政治で安全に解決することはできるのか? 本書後半では、新しい社会について、とても楽観的なビジョンが描かれる。地域の人々が繋がり、心を大切にして、働きがいのある仕事をする社会だ。どのように移行できるかは分からないが、混乱に振り回されないための準備は可能なはず。今の混乱が解決されてない状況で、多少のモヤモヤは残るが、余裕のある人には良い示唆であろう。

Posted by ブクログ

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