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韓国 行き過ぎた資本主義 「無限競争社会」の苦悩 講談社現代新書2549
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 2019/11/13 |
| JAN | 9784065181942 |

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韓国 行き過ぎた資本主義
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商品レビュー
3.9
25件のお客様レビュー
韓国における競争主義、自由主義的な経済社会が、学生の教育、受験、就職、キャリア構築など、幅広い側面で過度な緊張や、不平等・格差、不幸をもたらしているという問題提起をしている本。その背景には、戦後の超短期間での近代化・経済成長による社会の急激な変化を可能にした財閥への富や権力の一極...
韓国における競争主義、自由主義的な経済社会が、学生の教育、受験、就職、キャリア構築など、幅広い側面で過度な緊張や、不平等・格差、不幸をもたらしているという問題提起をしている本。その背景には、戦後の超短期間での近代化・経済成長による社会の急激な変化を可能にした財閥への富や権力の一極集中と中間層の不足、未熟な社会保障制度などが指摘されている。 韓国が本当にそのような側面だけで語れるとは思わないが、確かに日本と比べても厳しい環境にあるといえるのかもしれないと感じた。 これを読みながら、韓国ドラマ「START-UP」で描かれる起業を目指す若者の1人の描かれ方を思い出した。 テクノロジーによる起業を目指す若者に対して、そのテクノロジーにより職を失ってしまうことを恐れた一般労働者がデモを行うシーンがあった。そこで、起業家の若者は、あくまで合理化・効率化の価値を説き、それが認められ、勝利していた。 当時それを観て、なんとなく、こんなに困っている人がいるのに、テクノロジーによる合理化が素晴らしい、という方向に行って本当に良いのだろうか?とモヤモヤしていたが、改めて今思うと、韓国においてはそのような価値観も一般的であり、それこそが優秀な韓国エリートのあるべき姿勢になっている側面もあるのかもしれない、と推察した。 そういう意味で、韓国経済は自由主義・合理主義的なエリートがとても強い力を持っていて、それが過度な競争を生んでしまってはいないだろうか、と思いを馳せた。日本でも、いわゆる「新自由主義的な」エリートの声が響くことがあるが、それに簡単に懐柔されない分厚い中間層や社会保障の思想を築いていきたい。
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韓国の競争事情。子供も、学生も、学卒生も、会社員も、それぞれに大変だという話。公務員試験の倍率が40倍とか、その試験勉強の部屋でスタバのドリンクの持ち込みさえもクレームの対象になるとか。学歴やスペックの高さが求められる人生は苦しいだろうな。 日本に生まれてよかったなと思いつつ、...
韓国の競争事情。子供も、学生も、学卒生も、会社員も、それぞれに大変だという話。公務員試験の倍率が40倍とか、その試験勉強の部屋でスタバのドリンクの持ち込みさえもクレームの対象になるとか。学歴やスペックの高さが求められる人生は苦しいだろうな。 日本に生まれてよかったなと思いつつ、日本でも幸福度ランキングの地位は韓国とさほど変わらず。私たちはどうすればもっと満たされるのだろうか?
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
韓国に関する本、いままで一度も読んだことがない。文学も読んだことがない。人生で唯一接点があったのは海外で出会った韓国人。 大学生の時に語学留学先で出会ったカップルが自分たちが付き合ってること、つまり暗に婚前交渉があることということは親には絶対に言うことができない、と話していたのが、30年でも男女の付き合いはかなり自由な社会(日本)から来た私には衝撃だった。20歳くらいだったから、韓国はお隣の国でしょ?みたいに単純に文化は近いと思ってたのだ。あの時もっと韓国の社会についていろいろ聞いておけばよかった。 と30年前の衝撃を思い出したのだが、この本もかなり衝撃だった。K-popや韓流ドラマが席巻していて、実態については考えたこともなかったのだ。実は全世代にわたって過酷な競争が強いられる無限競争社会。映画「パラサイト」って誇張じゃなかったんだ・・・と思った。 新造語がいろいろ紹介されていたが、どれも苦しい現実を揶揄するようなもので(もちろんほかにも楽しい造語があるのかもしれないが)、切ないなあと思った。 私は日本語の講師なのだが、前に教えていた生徒が韓国のインター校で働くイギリス人で、その人から、韓国では子供と母親を学業のために単身赴任(?)させる話を聞いていたけど、この本で父親は「雁パパ」っていうのを知った。本当に一般的なんだと驚いた。 社会での競争が異次元レベル。自分のスペックについて常に考えないといけないなんて(しかも20歳から60歳まで、40年間も・・・)。スペックを上げるために整形までしないといけないなんて。 老人も死ぬまで働かないといけないなんて、発展途上国よりも悪いかもしれない。家族の絆が強い社会では家族は助け合うけど、それさえもできないほど子供は勉強、大人は仕事、老人も仕事(生活)をかけて車輪を回し続けないといけない。こんなふうに生きていくのってどれだけ大変なのか想像もできない。 出生率が世界でも最低なのも理解できる。 作者は数字のデータと共にインタビューなども交えて臨場感のある筆運びで書き切ったと思う。あとがきに「イエス・クリストに感謝」みたいなことが書いてあって、クリスチャン人口の多い韓国らしいなと思った。どこまでも日本とは違う国なのであった。 こんなに競争が激しいから、信仰に生きる人も多いのかもしれない・・・。
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