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韓国 行き過ぎた資本主義 「無限競争社会」の苦悩 講談社現代新書2549
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韓国 行き過ぎた資本主義 「無限競争社会」の苦悩 講談社現代新書2549

金敬哲(著者)

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韓国 行き過ぎた資本主義 「無限競争社会」の苦悩 講談社現代新書2549

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2019/11/13
JAN 9784065181942

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韓国 行き過ぎた資本主義

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商品レビュー

3.9

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2024/10/07
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韓国社会の最大の問題は二極分化。IMF危機以降広がった。 N放世代=恋愛、結婚、出産だけでなくさまざまなものを諦めざるを得ない世代、の意味。 大学受験の準備は小5から。小5に高校受験コースを提供する塾がある。 小学校では放課後授業で1年生から英語を教える。 小学校で生存水泳が始まると、そのための塾ができた。 アメリカの大学へ進むため、SAT塾に通う。SATはアメリカでは年7回、海外では6回行われている。 塾の人気講師は高額収入を稼ぐ。100億ウォンを超えるといわれている。 毎年、教育政策が変化し複雑になる。そのため、入試代理母という職業もあって、学習プランを組んでくれる。お金がある家庭ほど有利になる。 大学修学能力試験は一大イベント。役所は出勤時間が遅くなる。白バイが先導する。飛行機の離着陸も禁止。 総合型選抜が大きな割合を占める。ボランティアの点数のため海外ボランティアが流行した。サークルを立ち上げると点数が高いので、そのためのコンサル塾もできた。 IMF改革による競争と効率、市場原理に立った教育政策。課外教育の抑制、機会均等を図っているが、経済力による教育格差は大きくなっている。 若者の失業率の拡大で、仮想通貨に投資して一攫千金を夢見る若者が増えた=ビットコインゾンビ。 人文系就職率は56%。実感はもっと低い。就職のためのインターンシップで無給で働いている。 著書があると就職に有利。自費出版塾も生まれた。 公務員試験の倍率が高い。高卒用の枠に大学生が殺到して高卒者の雇用を奪う。 韓国企業の0.1%の大企業が経済の半分を独占している。中小企業へは就職したくない。 スプーン階級論=銀のスプーンを咥えて生まれる、の英語から。 就活用に男性も整形する。 中年になるとリストラの恐怖におびえる。大企業の役員になっても、競争が続いて、50代半ばで半数がいなくなる。ソウルの平均退職年齢は男53歳、女性48歳。再就職率は53%。 IMF危機の経験で、自己啓発にのめり込む。サラデント=サラリーマンとスチューデント。 自営業ではチキン店が人気。毎年6800店が開業、8600店が廃業。自営業者の割合は25%、日本の2倍、アメリカの4倍。ひとり当たりのGDPが低いほど自営業者の比率が高くなる。 再就職が難しい。資本主義が速い速度で導入されたため、企業化が遅れた分野に自営業者が進出した。雇用に貢献する大企業が少ない。アメリカや日本の数分の一。大企業の雇用は12%、日本やアメリカは半分程度。 最低賃金の引き上げで、アルバイトを雇えない。理想主義的な労働政策が裏目に出た。 留学する子どものために送金する雁パパ。1万人以上いる。 IT先進国になったことで高齢者が取り残された。高齢化社会のデジタル格差が激しい。タプコル公園にたむろする高齢者。 「タダ」ウーバーのようなサービス。レンタカーでも営業できる。 老人貧困率46%.OECD平均は12.6 %。自殺率もダントツ。 韓国社会は、老人嫌悪現象画起きている。急速に高齢化する未来像が老人を否定している。社会全体が高齢者を否定的に見ている。 文在寅政権が、最低賃金を1万ウォンにするという公約のため、2年間で3割近く引き上げたことが命取り担っている。急速な変化のため廃業が増えた。人件費が高騰、エスケープコリアが生まれた。 財閥改革が功を奏せず、中小企業が成長しない。

Posted by ブクログ

2024/06/08

丸善で池上彰のオススメ本となっていたので購入。韓国について表面的に知っていたことはエンタメ強い、学歴/財閥社会、日本より出生率が低いことぐらいで、その背景は知らなかった。本書を読んでその背景や現状、社会の分断とは何かを知ることができた。

Posted by ブクログ

2023/10/07

小手先の対策ではなくて、根本的な部分に対処しないとイタチごっこになることがよく分かる。 日本も似たような道を突っ走っている気がしてならない。

Posted by ブクログ

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