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はちまん(下) 徳間文庫
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はちまん(下) 徳間文庫

内田康夫(著者)

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はちまん(下) 徳間文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 徳間書店
発売年月日 2019/11/08
JAN 9784198945121

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商品レビュー

5

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2021/03/08
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※このレビューにはネタバレを含みます

上下巻の長編であったが、ぐいぐい引き込まれていき、一気に読み終えた。八幡神社から始まり、卑弥呼の時代の宗教観であるシャーマニズムや曽我氏、物部氏の神仏対決、戦後からの日本人の歴史観や敗戦による愛国心の欠如、神仏についての宗教観、神風特攻隊、サッカーくじに纏わる政治観等、日本という国を様々な側面から見つめ直し、問題提起している。教師として何の疑問もなく、敗戦の歴史を教え、間違った戦争、おろかな戦争だとだけ教えてきたが、根本が何も分かっていなかった事に最近やっと気づいてきた。サッカーくじがいつの間にか世の中に浸透しているように悪意や悪政は音もたてずにいつの間にか忍びよっていくということに。おそらく戦争の頃、誰もが望んで戦争か始まった訳じゃなかっただろう。意識の中に戦争そのものを憎み嫌い絶対に自分は反対するという決意を今の国民にどれほど備わっているかは疑問であるが、身の危険を感じた時、本当に声を大にして叫び、それが意味あるものになるのかは自信がない。

Posted by ブクログ

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