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明智光秀 牢人医師はなぜ謀反人となったか NHK出版新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | NHK出版 |
発売年月日 | 2019/11/11 |
JAN | 9784140886083 |
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明智光秀
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商品レビュー
3.8
5件のお客様レビュー
新時代の子供たち: 医師・明智光秀 武士と医学 光秀の医学知識 16世紀という医学の転換点 民間医の台頭 新しい天下 動き出した時代 明智光秀の原点: 足利義昭の足軽衆となる 称念寺門前の牢人医師 行政官として頭角を現す 延暦寺焼き討ちと坂本城 文官から武官へ: 織田家中における...
新時代の子供たち: 医師・明智光秀 武士と医学 光秀の医学知識 16世紀という医学の転換点 民間医の台頭 新しい天下 動き出した時代 明智光秀の原点: 足利義昭の足軽衆となる 称念寺門前の牢人医師 行政官として頭角を現す 延暦寺焼き討ちと坂本城 文官から武官へ: 織田家中における活躍 信長の推挙で惟任日向守へ 丹波攻めでの挫折 興福寺僧が見た光秀 謀反人への道: 丹波制圧で期待に応える 領国統治レースの実態 本能寺の変へ 明智光秀と豊臣秀吉: 天下を取りこぼした人物 再び直面した身分の壁 指出の光秀・検地の秀吉
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今年(令和二年)の大河ドラマの主人公は明智光秀ですね。彼の研究が進み、謎めいていた彼の若かった頃の様子が明らかになりつつある様です。 織田信長の家臣の中で、秀吉と並んで筆頭であった彼が、自分を引き立ててくれた信長をなぜ討つ必要があったのか、いまだに私にとっては謎があります。今回...
今年(令和二年)の大河ドラマの主人公は明智光秀ですね。彼の研究が進み、謎めいていた彼の若かった頃の様子が明らかになりつつある様です。 織田信長の家臣の中で、秀吉と並んで筆頭であった彼が、自分を引き立ててくれた信長をなぜ討つ必要があったのか、いまだに私にとっては謎があります。今回読んだ本の類書を読むことで、彼が決断したり理由を私なりに見つけていこうと思いました。 以下は気になったポイントです。 ・在村医の第一世代は、牢人上がりが在村医になった17世紀、18世紀になって医者を村が自前で出せる様になったとされる。しかしそれ以前の16世紀も、牢人上がりが、地域の医療の一翼を担っていたと判断するのが妥当である(p51) ・足利義昭麾下担って最初に獲得した所領は、年に300万円程度の収入が見込まれる所領であった、その前提は、一石=500文=30貫=300万円で、永禄十三年当時の相場から計算(p64) ・愛宕神社にあった勝軍地蔵は15世紀以来、軍神として足利家を筆頭に武家からの信仰を集めて、それと合わせて愛宕権現信仰も16世紀に流布されていた(p75) ・天正三年の夏の時点で織田政権が大量の人員動員を可能にしていた事実が明らかになる、この要因として天正二年以来に進められていた道路整備事業がある、これは当時から見れば常識はずれの企てであった(p99)同様に、規格の統一という発想も斬新であった(p175) ・天正四年には、息子信忠には尾張・美濃を与え、かつて光秀が有していた洛中土子銭も、信長の娘に与えられた、武将たちと前線に立たせて酷使する一方で、その内側にある整備の済んだ領地は一族に与えていた。織田家中の武将たちはこの時代としては未曾有の距離の行軍を強いられる様になっていた(p189) ・山崎の合戦にて、伊勢貞興を筆頭とする伊勢家家臣の多くも戦場で討ち死にしており、ここに室町幕府官僚の系譜を引く人々が歴史の舞台から消すことになり、人材の上からも中世は終わりを迎えた、光秀は自身が継承した統治のための人材は秀吉に渡さず道連れにした、なので全く新しい家柄から秀吉政権の完了集団が登用されて行った(p194) 2020年12月31日作成
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今年の大河ドラマの主人公、明智光秀について、牢人医師、早口など新たな人物像を提示している。これまであまりみたことのない資料を根拠に示しているところが興味深い。
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