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花嫁市場の身代わり候補 ハーレクイン・ロマンス
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花嫁市場の身代わり候補 ハーレクイン・ロマンス

ジェニー・ルーカス(著者), 藤峰みちか(訳者)

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花嫁市場の身代わり候補 ハーレクイン・ロマンス

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ハーパーコリンズ・ジャパン
発売年月日 2019/11/20
JAN 9784596134554

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花嫁市場の身代わり候補

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商品レビュー

3

2件のお客様レビュー

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2020/09/23
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※このレビューにはネタバレを含みます

面白かったです。 ほぼ一気読みでした。この前に読んだ本に少し手間取ったので、久々に作品の世界観にどっぷりと浸かれる小説を読みたいなと思っていたので、良いタイミングでした。 ただ、読み終えてブクログの本棚に登録しようとしたら、意外と読んだ人の評価が低いことに少し愕きました。 その理由を自分なりに考えてみたのですが、それは後ほどということにします。 まず、自分の感じたことから。 まさに、韓流ドラマ張りのメリハリのあるシンデレラストーリーです。 世界的にも有名な科学者である双子の姉と入れ替わった、平凡な古着屋の店員ベスは、姉に懇願されて砂漠の国サマルカラの国王との「お見合い」に向かいます。 そのお見合いというのが「花嫁市場」という、サマルカラに昔から伝わる王が花嫁を選ぶときの伝統的手法でした。 世界的に有名で優れた美女たちが二十人集う花嫁市場で王が選ぶ花嫁はただ一人。その花嫁候補として、ベスは姉イーディスの身代わりとして参加したのです。 国王とは知らずパリの美しい庭園で王その人オマールと出逢ったベス。 その印象的な出逢いから、二人が強く烈しく惹かれ合い、やがて国のためには別の女性を選んだ方が良いと解りながらも、オマールが彼女を土壇場で王妃に選び、結ばれるまでが情熱的な筆致で描かれます。 更に、ベスがついに自分は姉ではないのだとオマールに打ち明け、深い亀裂が走った後も、二人の間には依然として強い磁力のようなものが存在していました。 ここで、嘘をついて自分を裏切ったベスをオマールは一旦は突き放そうとし、またベスもオマールを愛していながらも、彼への愛と罪悪感ゆえにサマルカラを去りますが、宰相が王をひそかに暗殺する陰謀を企てていることをアメリカで知り、ベスは猛スピードでサマルカラに取って返し、まさに毒を飲もうしていたオマールを救出し、国王毒殺を阻止したのでした。 息をつかせぬスピートで物語りが進み、本当に二時間ドラマを観たような感覚でした。 本当に、物語の世界に引き込まれます。 ただ、ここで読者評価が意外に低かったことの理由ー私なりの想像というか感じ方ですが、、、 何故か「よくできた二時間ドラマ」という印象が強いのです。 面白いけれど、あくまでも物語の中でしか起きえない出来事ばかりで、現実味がありません。 一つ一つの出来事を見ても、全体を通しても、あまりに都合の良いことの連続のように思います。 ヒロインのベスとヒーローのオマールは、とても魅力的な人物です。 自分を何の取り柄もない平凡な子だと卑下するベスですが、実は自分より他の人のことを思いやれる素晴らしい女性です。 そんな彼女の素晴らしさを見抜いたオマールもまた自らの幸せよりは国民や国のことを思う偉大な君主です。 主役カップルがとても魅力的なので、もう少し現実味がある作品だと更に良かったのかなと思いますがー。 灼熱の砂漠を舞台にしたエキゾティックなロマンス小説ですから、現実感よりはトキメキの方が大切なのかもしれません。 私は、とても愉しめました。 最後に。 ベスとオマールがラストで自分たちの間には、断ち切れない「愛」があると気づいた下りは良かったです。 ベスが身代わりという衝撃的事実が露見してもなお、二人の間から消えなかった磁力のようなものこそ、愛だったかのしもれないなと、感じました。 愛は(孤独な牢獄のような場所)宮殿さえも居心地の良いわが家に変えるーそんな描写が心に残りました。 きれい事のようにも思えがちですが、やはり、愛は大切なものだし、それは人の心、誰かを思う心という言葉に置き換えても良いかもしれません。 誰かを大切に思えることのできる二人だからこそ、結末に幸せが待っていたと思えるし、優しい人が幸せになれるという話がたとえ現実的ではなくおとぎ話だけの結末でしかないとしても、個人的には永遠に変わらない真理であって欲しいと願います。

Posted by ブクログ

2020/09/15

人をみる目がない王様と顔とスタイルが良いだけで何の取り柄もない嘘つき女が王妃とか国民にとって悲劇でしかない。

Posted by ブクログ