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熊の皮 ハヤカワ・ミステリ
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熊の皮 ハヤカワ・ミステリ

ジェイムズ・A.マクラフリン(著者), 青木千鶴(訳者)

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熊の皮 ハヤカワ・ミステリ

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2019/11/06
JAN 9784150019495

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商品レビュー

3.4

10件のお客様レビュー

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2021/11/20
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※このレビューにはネタバレを含みます

ウィリアム・K・クルーガー、C・J・ボックスにも通ずるところのある”大自然と犯罪”もの。 異色なのは犯罪者と対峙する立場の主人公ライスがかつて麻薬の運び屋をしており、服役歴有。出所後はとある事情から自ら追われる身ともなっており、舞台であるヴァージニア州ターク山の財団所有地の管理人としての立場も本来の素性を隠しての生活を送っているいわくつきの男であること。 ある日ライスの居住区に迷い込んだ”キノコ摘みの男”が森で熊が密猟にあっていることを伝える。 その日から密猟者を捉えることに四苦八苦することになるのだが、追手からの追跡の恐怖や地元住民との不和、女性前任者に行われた暴行事件の犯人探しも相まって話は混沌としてくる。 ミステリ色は弱い。 ただ何といっても中盤、忘我の境地を共体験させられることとなる、密猟者を捉えようと自然に溶け込み、自然と向き合う過程が圧倒的。ライスの覚醒ぶりがすさまじく、”キノコ摘みの男”との再会、密猟者との対決へと至る幻想感はまさに超自然的世界観。 ただやっぱり自分はもっと現実的な意識で読める物語の方が好きかなということで星3つ。

Posted by ブクログ

2021/08/07

CJボックス、クルーガー的な米国自然公園管理人小説。ただし主人公は根っからの自然愛好派じゃなくてメキシコ麻薬カルテルと関係した過去があるらしい…という思わせぶりな回想がちょこちょこ入る。リーダビリティありどんどん読み進むのだが、過去の話が面白くなりそうで今ひとつ盛り上がりにかける...

CJボックス、クルーガー的な米国自然公園管理人小説。ただし主人公は根っからの自然愛好派じゃなくてメキシコ麻薬カルテルと関係した過去があるらしい…という思わせぶりな回想がちょこちょこ入る。リーダビリティありどんどん読み進むのだが、過去の話が面白くなりそうで今ひとつ盛り上がりにかけるのが勿体ない。長かった割には話の展開も一本調子だったなぁ。3.0

Posted by ブクログ

2021/08/06

 ヴァージニア州のトラヴァー家が所有する広大な自然保護区をライス・ムーアは管理人としてロッジに住込みで働いている。誰も尋ねてこない、自然と動物が相手の仕事に満足していた。  ある日、保護区域内で熊が手足と熊の胆を取られた姿で死んでいた。ライスは、犯人を見つける為に地元ギャングや...

 ヴァージニア州のトラヴァー家が所有する広大な自然保護区をライス・ムーアは管理人としてロッジに住込みで働いている。誰も尋ねてこない、自然と動物が相手の仕事に満足していた。  ある日、保護区域内で熊が手足と熊の胆を取られた姿で死んでいた。ライスは、犯人を見つける為に地元ギャングや熊猟師に探りを入れる中、前任者のサラが暴行された事件の犯人の目星を付ける。熊の胆密猟者とレイプ犯を見つける為に殺人迄犯してしまう。  アパラチア山脈の大自然とロッジで人を避けて暮らす管理人ライスの日々は雄大で爽快だが、彼には密輸の前科が有り、そのトラウマに苛まれこの自然を堪能していない様だったが、全ての区切りが着いた時には時たま言葉を発する黒猫メルと老犬サディの穏やかな暮らしに落ち着いた様だ。

Posted by ブクログ