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わたしにください 花丸文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 白泉社 |
発売年月日 | 2019/11/21 |
JAN | 9784592877479 |
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わたしにください
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商品レビュー
3.5
2件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
バイで世間ズレしてる人気者×ひ弱で目立たない真面目くん。レイプの加害者と被害者というのがむしろ最後(2巻)の方でじわじわ効いてきます… 受けを落とすとこまで落として攻めザマァを加えつつ救済する樋口先生の定番モノ。この設定好きなんですが、「これは無い」と「きたコレ」の展開に波があった。昔の作品のリメイクらしいので、男子校における小柄でひ弱な男子が教師に目をつけられ虐めで輪姦され…というのもあるある?だったかもなぁ~と思いますが、やっぱり舞台が現代なので違和感がすごい。小学校の回想もやたら多くてテンポが悪いとな感じてしまった。 イラストはもっと耽美な方が内容と合ってたかも…電子版の門地さんじゃいけなかったのかしら…あ~悪評ばかりになってしまったけど、受けが拒食症気味になって攻めが気になりだすシーンとか、やっぱり上手いなぁと。次巻に続く
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
樋口センセの、それもデビュー前初めての作品ということで原典そのものなんですよね。ゆえに、ムシシリーズやパブリックスクールシリーズに感じられるセンセ特有の"痛み"がもっと強く容赦なく感じられて、衝撃的でした。 クラスの人気者といじめられっ子の委員長。 いじめられ方が仲間外れや意地悪とかだけではなく、レイプ中心なのが辛いけれど、センセの作品には受の悲惨な姿があるのがデフォ。心構えが必要なのです… 酷い目に遭うのが一度や二度ではなく、決して救われる事のない状況。必死で耐える路の心境が克明に描き出されていて、読んでいて辛くてやるせなくて。 こんな非道な目に遭っても、残った力を振り絞って前に進んでいこうとする路の姿に、ただただ胸が痛くなりました。 それに加えて、森尾の言い分があんまりで… 自己中というか、見た目を裏切る子供っぽい理由というか、謝っているけど反省ゼロなんです。…それが高校生の未熟さなんだろうけど。 でも、自分の路に対する気持ちに気づいて、正反対の心無い言葉を吐いてしまったり、そんな自分を恥じたり、後悔したり…と森尾がどんどん人間的に成長していくのを見て安堵しました。 もちろん、路も酷い目に遭ってもくじけることなく自分を変えようと努力していて、恋は人を強くするんだなと改めて感じたのでした。 しかし、時の流れというのはおそろしいです。2,30年前にはBLといえばレイプ、緊縛、監禁は当たり前のような題材だったのに、現在この類はもうBLものじゃなくて発禁もの扱いになりそう… 黒田の存在がほんとに救いでした。黒田の方がいいのに…友人としていい人すぎる。 あとは全員路になんかしそうで、実際したりして、登場するとハラハラさせられっぱなしでした。 この二人どうなるんだろうと思ってたら、最後の方で「俺には路を好きになる資格がない」と悟った森尾で、これは両想いになるのは簡単ではないよね…とため息が。 作品から15年、センセの作家活動10周年の区切りで、このお話の続刊が出て、続きが読めるのはとても嬉しいですね!続刊わたしにください。
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