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R.S.ヴィラセニョール 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2019/10/29 |
JAN | 9784101192291 |
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商品レビュー
4.7
3件のお客様レビュー
房総半島御宿に工房を構える若手染色家、レイ・市東・ヴィラセニョール。彼女が追求する赤とは、フィリピンと日本との混血である自らの血…メスティソの色だったのではないか?なんて思いました。何をどう大切に思うか…それぞれの熱い想いの伝わる話です。この傑作、読めて良かったです。
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前半と後半で物語の雰囲気がまったく違う。主人公のレイが別人の様。 でもそれも納得。自分の不勉強を棚に上げるようだけど世界の歴史を知らなすぎるね。ただ父が今に至るまで翻意せずにいるのはさすがに違和感あるな。 そう思うのも歴史を知らない傲慢さかもしれないけど。 しかし、色もさること...
前半と後半で物語の雰囲気がまったく違う。主人公のレイが別人の様。 でもそれも納得。自分の不勉強を棚に上げるようだけど世界の歴史を知らなすぎるね。ただ父が今に至るまで翻意せずにいるのはさすがに違和感あるな。 そう思うのも歴史を知らない傲慢さかもしれないけど。 しかし、色もさることながら染め物のデザインも作者が思っている通りにイメージできてるのかアヤシイ。。。 公式デザインも見たいけど読んだ人が勝手に想像する自由が小説では許されてるはずだよね笑
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乙川優三郎『R.S.ヴィラセニョール』(新潮社、2019年)はフィリピン人の父と日本人の母を持つメスチソの女性染色家を主人公とした小説。タイトルは主人公の名前である。主人公の名前という固有名詞は主人公を知らなければイメージが生まれないもので、タイトルが内容を示すことにはならない。...
乙川優三郎『R.S.ヴィラセニョール』(新潮社、2019年)はフィリピン人の父と日本人の母を持つメスチソの女性染色家を主人公とした小説。タイトルは主人公の名前である。主人公の名前という固有名詞は主人公を知らなければイメージが生まれないもので、タイトルが内容を示すことにはならない。しかし、最後まで読めばヴィラセニョールに重さがあることが分かる。 主人公は日本で生まれ育っており、日本語を母国語とし、日本人感覚を持っている。しかし、日本社会は肌の色や容貌の相違から差別している。その彼女が伝統工芸の分野で活躍する点は21世紀的である。 一方で豊かな日本、悲惨なフィリピンという対比は昭和のステレオタイプに感じる。現代は良くも悪くもグローバル化している。日本人が職を求めて東南アジアに渡っている。東南アジア企業が専門性を発揮して日本企業のシステムを開発している。経済大国日本は過去のものである。 しかし、物語の背景にはマルコス独裁政権下の悲惨さがある。「虐殺された人の遺族は何万人もいて当時を覚えている、殺されないまでも会社や土地を乗っ取られて転落した人もいる」(203頁)。この点は忘れられてはならない。
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