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観念と革命 千夜千冊エディション 西の世界観 Ⅱ 角川ソフィア文庫
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観念と革命 千夜千冊エディション 西の世界観 Ⅱ 角川ソフィア文庫

松岡正剛(著者)

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観念と革命 千夜千冊エディション 西の世界観 Ⅱ 角川ソフィア文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KADOKAWA
発売年月日 2019/10/24
JAN 9784044005320

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2022/01/30

第1章 ドイツという観念 970夜 ヨハン・ヴォルフガング・ゲーテ 『ヴィルヘルム・マイスター』 390夜 ヨハン・ゴットフリート・フィヒテ 『ドイツ国民に告ぐ』 1708夜 G・W・F・ヘーゲル 『精神現象学』 1200夜 フリードリッヒ・ヘルダーリン 『ヘルダーリン全集』 ...

第1章 ドイツという観念 970夜 ヨハン・ヴォルフガング・ゲーテ 『ヴィルヘルム・マイスター』 390夜 ヨハン・ゴットフリート・フィヒテ 『ドイツ国民に告ぐ』 1708夜 G・W・F・ヘーゲル 『精神現象学』 1200夜 フリードリッヒ・ヘルダーリン 『ヘルダーリン全集』 273夜 カール・フォン・クラウゼヴィッツ 『戦争論』 789夜 カール・マルクス 『経済学・哲学草稿』 268夜 ハインリッヒ・ハイネ 『歌の本』 第2章 神は死んだのか 678夜 マックス・フォン・ベーン 『ビーダーマイヤー時代』 1164夜 アルトゥール・ショーペンハウアー 『意志と表象としての世界』 1023夜 フリードリッヒ・ニーチェ 『ツァラトストラかく語りき』 第3章 青年・戦火・革命 643夜 リデル・ハート 『第一次世界大戦』 749夜 ウォルター・ラカー 『ドイツ青年運動』 316夜 トーマス・マン 『魔の山』 941夜 ダニエル・ゲラン編 『神もなく主人もなく』 104夜 レーニン 『哲学ノート』 32夜 ロープシン 『蒼ざめた馬』 130夜 レフ・トロツキー 『裏切られた革命』 1027夜 ジークフリート・クラカウアー 『カリガリからヒトラーへ』 第4章 危機の20世紀哲学へ 1712夜 エトムント・フッサール 『間主観性の現象学』 1212夜 アンリ・ベルクソン 『時間と自由』 916夜 マルティン・ハイデガー 『存在と時間』 860夜 ジャン・ポール・サルトル 『方法の問題』 509夜 アルベール・カミュ 『異邦人』 317夜 レヴィ=ストロース 『悲しき熱帯』

Posted by ブクログ

2020/02/11

「神と理性」に引き続き。 前半は兎も角、ドイツ。 冒頭はゲーテ。遠い昔の高校時代に「若きウェルテルの悩み」は読んだ。ドイツ歌曲やゲーテの詩の引用や箴言を見ることはあるけど、詩人のゲーテしか知らなかったんだな。 (引用) (「ファウスト」は)ファウストがメフィストフェレスに魂を売っ...

「神と理性」に引き続き。 前半は兎も角、ドイツ。 冒頭はゲーテ。遠い昔の高校時代に「若きウェルテルの悩み」は読んだ。ドイツ歌曲やゲーテの詩の引用や箴言を見ることはあるけど、詩人のゲーテしか知らなかったんだな。 (引用) (「ファウスト」は)ファウストがメフィストフェレスに魂を売ったという話ではない。壮大な生命観の賛歌をめざした話である。(略)メフィストフェレスは悪魔というより、つねに「悪を欲することによってかえって善をなしている人格」なのである。 そして、ここに少女への憧憬が絡んでくる。ロリコンとは違うものとある。 ベルリオーズの幻想交響曲みたいなもんだと思ってたので、意外。 ゲーテはドイツの知の巨人であったことも本書の中で示される。 ヘーゲルについて、セイゴウさんは重要概念「絶対知」が表現できていないと指摘する。 浅はかな感想を云えば、弁証法なんて出鱈目な論理で普遍に至るという考えが理解できない。その先の規定された特殊、統一としての個別なんて更に無理過ぎ。 61歳で死去。法哲学の先に「絶対知」は目指せたのだろうか。 ショーペンハウアー、ニーチェ、フッサール、ベルクソン、ハイデガー、サルトル。 セイゴウさんの切り分け方が素晴らしい。 ショーペンハウアーは何となく近寄り難く思ってたけど、「ミットライト・ペシミズム」(共苦)として説かれる悲観の凄さ。成程なあ。 現象学はやっぱり判らないが、発想の原点は得心できた。 ベルクソン、ハイデガーが存在や意識をギリギリと問い詰めていく手法についての筆の冴え。 綺羅星の書評とこの編集が大きな精神史となっていることにも感銘した。

Posted by ブクログ

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