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黒船前夜 新書版 ロシア・アイヌ・日本の三国志 新書y330
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 洋泉社 |
発売年月日 | 2019/10/17 |
JAN | 9784800317469 |
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黒船前夜 新書版
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商品レビュー
5
6件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
蝦夷・樺太・千島列島いずれもロシア領でも日本領でもなかった頃からの歴史。アイヌ・日本人・ロシア人それぞれの動きと接触、結果や影響を追う。ふんだんに史料を用いて根拠を示すので安心して読める。しかし、読みやすいうえ面白さは小説級。 こうした歴史ではアイヌのことが少ししか書かれないことが多いが、本書では3主役の1として扱われている。いろいろと面白く勉強になった。
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むちゃくちゃ面白かった。これぞ歴史! ペリー来航の遥か1世紀前の江戸時代の鎖国日本と極東に進出しつつあったロシア、そしてアイヌ。 民衆レベルで起こっていた繋がりが国の思惑に呑まれていく。 そして日露通商を結ばなかったに江戸幕府が失ったものとは。
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【黒船前夜】 渡辺京二 著 いつか読もうと積んであったのですが、「熱源」(川越宗一 著)でアイヌに触れ、ようやく「黒船前夜」を読了しました。元・上司が函館出身で、以前、熱烈に薦めてくれた本です。 日本からの視点だけではなく、ロシア側の動きや視点も書かれていて興味深いです。ロシ...
【黒船前夜】 渡辺京二 著 いつか読もうと積んであったのですが、「熱源」(川越宗一 著)でアイヌに触れ、ようやく「黒船前夜」を読了しました。元・上司が函館出身で、以前、熱烈に薦めてくれた本です。 日本からの視点だけではなく、ロシア側の動きや視点も書かれていて興味深いです。ロシアは、オビ河にあるトボリスクからシベリアを開拓し、オホーツク海に至るまでわずか60年。その後、日本は、ペリー来航までにロシアから何度も接触を受け、日露同盟の一歩手前まで行っていたとは知りませんでした。また、当時の日本人は、海外事情にかなり精通していたこともわかります。 最終章の「第十章 ゴローヴニンの幽囚」は圧巻で、日本とロシアの交渉経緯を詳述し、当時の日本人が儒教的素養を身につけ、気概を持つつつも、懐深く親切に、また時にはユーモアに富んで応対したことなどが書かれています。 地図が随所に挿入されているものの、ロシアの地名や氏名は覚えるのが大変で、一覧できる地図や人名一覧があれば尚よしです。それにしても、これを上梓したのが著者79歳とは驚くばかりです。著者の誠実さがにじみ出るような丹念な調査・記述に敬意を表したくなる一冊です。
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