成熟社会のビジネスシフト 10年後も会社が続くために

並木将央(著者)

• 販売会社／発売会社: 総合法令出版
• 発売年月日: 2019/10/10
• JAN: 9784862807120

商品レビュー

2020/02/21

いまだに日本は、成長社会の思考で行動している人が多い。成熟社会への移行は緩やかに進むと思うが、その予習をする上では役に立つと感じた。
特に、文中で紹介されている「エスノグラフィー」の観察手法は、試す価値があると思った。

2020/02/06

成長社会と成熟社会の違いがわかりやすく書かれている。
成熟社会において、自分がどのように変化し、ビジネスを変化させないといけないのかがよくわかった。

2019/11/19

成熟社会
・誰も困っていない、そこそこ満足な社会
・大量消費を前提としない世の中

成熟社会のキーワードは共感
・情報が多すぎると人々は制御する。記憶されるのは共感したときだけ。
・自分がほしいものを本人はわかっていない、共感したから欲しくなるのだ。

幸せ
・成熟社会では、幸せな人生がどんなものか、個人で気づく必要がある。
・自分の感情がどこでどう動くのかを知ることにより、自分の幸せの定義を見つけやすくなります。

●これからの会社は次の三つに分かれる
①技術が発達して安価に機械が手に入るようになる前に、人が辞めて会社が回らなくなる
②人が辞めるスピードより速く技術発達が進み、会社がうまく回る
③人が辞めない会社をつくることで、技術発達も常に受け入れ、人がやらなくていい仕事をITに任せて、人にはやりがいのある仕事をイキイキとやってもらう。新しい価値を生み出し続けていくことで、会社が活性化する。魅力的な、会社で働く社員は自分の会社を友人などに紹介し、採用コストゼロでさらに人が集まっていく

③になるためには、経営者や管理職が成長社会の感覚から抜け出し、会社の活性化を実践しなければいけません。