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春原さんのリコーダー ちくま文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
| 発売年月日 | 2019/10/09 |
| JAN | 9784480436207 |
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春原さんのリコーダー
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商品レビュー
4.3
8件のお客様レビュー
東直子さんの歌集ですね。 第一歌集になります。 『初版は1996年の十二月。二十年以上の時を経てちくま文庫になりました。』と紹介されています。 三四七首が収められています。 ひやしんす条約交わししゃがむ野辺 あかむらさきの空になるまで シナモンの香りの古い本ひらく ...
東直子さんの歌集ですね。 第一歌集になります。 『初版は1996年の十二月。二十年以上の時を経てちくま文庫になりました。』と紹介されています。 三四七首が収められています。 ひやしんす条約交わししゃがむ野辺 あかむらさきの空になるまで シナモンの香りの古い本ひらく 草かんむりの訪問者たち 白つつじ二つ三つがその丘の てっぺんあたりに北風うける 絹糸を一夜をかけてほぐし終え つめの先までそめるむらさき 春がすみ シュークリームを抱えゆく 駅から遠いともだちの家 子供らが散らかした部屋を抜け出して 何を探そうとしていたのだろう 花まつり瞬くレンズ切なさは ひとりの体の中にはなくて よい人とよい街にゆきよい花を 育ててしんしん泣いたりしてね 引き出しの奥の小箱にひんやりと 汗ばんでいる球根がある 今では短歌会を代表する様々な活躍をされている東直子さんの七年目にしての第一歌集は、瑞々しく素直なやさしい心持ちに共感します。 若い頃の詩情に触れるのは、楽しいですね♬ (=^・^=)
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やわらかく、さみしく、あたたかい不思議な歌集だった。 Twitterでいろんな短歌や小説の一節を紹介してくれるbotがあって、気に入った言葉をノートにメモしていたんだけど、気に入る短歌の作者によく東直子の名前があったので、気になってこの歌集を手に取った。 好きな歌が多すぎる。た...
やわらかく、さみしく、あたたかい不思議な歌集だった。 Twitterでいろんな短歌や小説の一節を紹介してくれるbotがあって、気に入った言葉をノートにメモしていたんだけど、気に入る短歌の作者によく東直子の名前があったので、気になってこの歌集を手に取った。 好きな歌が多すぎる。たくさんメモした。 てのひらにてのひらをおくほつほつと小さなほのお ともれば眠る 「そら豆って」いいかけたままそのまんまさよなら したのさよならしたの いつぞやはうつむきながら笑いつつはにかみながら梨を分けたね その箱をおっとりそっと手放せば優しく癒えてゆくよ病も 桃の皮とか鍵とかも言わずもがな好きだけど、このへんも好き。どこの誰に向けているかもわからないけど、どこかさみしくて、でもあたたかくてその不思議さが好き。 川上弘美の小説が大好きなんだけど、彼女との対談も載っていてうれしかった。そこつながりあるんだ。また別の歌集も読んでみようと思った。
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「ばくぜんとおまえが好きだ僕がまだ針葉樹林だったころから」という歌を知ってからずっと読みたかった本、やっぱり穏やかでいながらどきっとする歌が多かった 特に気に入ったのはここらへん こわれもの預かってます木村さん あなたの眠るベッドの下で 好きになるという粘土質歩くとき私に神がい...
「ばくぜんとおまえが好きだ僕がまだ針葉樹林だったころから」という歌を知ってからずっと読みたかった本、やっぱり穏やかでいながらどきっとする歌が多かった 特に気に入ったのはここらへん こわれもの預かってます木村さん あなたの眠るベッドの下で 好きになるという粘土質歩くとき私に神がいない寂しさ 冬の間ゆっくりさめてゆくために海へゆこうと思っています 産む前の私に戻れはしないけど夏へと向かう傘たたく雨 一度だけ「好き」と思った一度だけ「死ね」と思った 非常階段
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