カッティング・エッジ

ジェフリー・ディーヴァー(著者), 池田真紀子(訳者)

• 販売会社／発売会社: 文藝春秋
• 発売年月日: 2019/10/10
• JAN: 9784163911120

商品レビュー

2023/05/06

リンカーン・ライム・シリーズ第14作、2023/5現在、最新刊は第15作の「真夜中の密室」。ダイヤモンド店の強盗殺人事件から、ニューヨーク市内の建設現場から、見つかったダイヤモンドを含む火成岩キンバーライトの存在が鍵として浮上。事件の犯人と動機を、チーム・リンカーンが追う。

いつも展開や、最後の種明かしを予想しながら読むのが楽しいが、今回も中盤で登場した怪しい人物の正体は予想できたものの、最後のひねりは読み切れず、それも2段階くらい。そして、今回も終わってみれば、芸術的にすべてのピースがピタッとハマる。

カッティング・エッジとは、刃先とか最先端、過激な、という意味があるらしい。凶器としてたびたびカッターナイフが登場するし。

2022/12/21

ダイヤモンド絡みの事件と並行する麻薬カルテルのボスの裁判依頼、一見部外者の人物が真犯人という構成はほぼ慣れたし予測できた。にしてもウォッチメイカーとの決着がいつになるのか?

2022/11/17

4章で終わっても良さそうなところに続く5章。
そう来たか！という終わり方。
ただ、全体的に謎解きの繊細さがなくなってきているような。
微細証拠をもっと突き詰めた話が読みたい。