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虚構推理(11) マガジンKC
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2019/10/17 |
JAN | 9784065172445 |
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虚構推理(11)
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虚構推理(11)
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商品レビュー
3.7
3件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
「スリーピングマーダー」が完結 音無家にとって 琴子と九郎に関わったのは不運としか 言いようがない 琴子が音無家に関わることになったのは六花さんが 九郎に琴子の恐ろしさを気づかせるためだったようなので 、音無家はそれに巻き込まれただけで 会長が六花さんに会ってなければ ここまで酷いことにならなかったかもしれない 最後に 六花さんが「ねぇ 九郎、あなたはまだ琴子さんの恐ろしさに気づかないの」と言った後 九郎が琴子の手を握るシーン出てきたのがなんとも意味深に聞こえた 六花さんとの対戦が近づいているのだろうか 今回の「スリーピングマーダー」もよかったけれど 原作にあった「岩永琴子は大学生だった」も入れて欲しかった
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相変わらず絵が好き。 「会長がその手で奥様を殺されてたら、私は余計な口出しをする必要もありませんでした」 「けれど会長は特異な方法を取られました」 「それが是ではなかったと、今少し認識されるべきです」 可愛らしい巻き毛の少女が紡ぐ、人ならざる何かを漂わせるセリフが、答えがわかっているはずの推理劇に、ほど良い緊張感を与えてくれる。 自ら収まるべき枠を越え、過ちを侵したものは、それ相応の報いを受ける。 そういった古来のならわしの、恐ろしくも凛とした雰囲気が好きなわたしには刺さりました。
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スリーピング・マーダー編が始まった際は単純に会長が過去に行った過ちを明らかにし清算する程度の意味合いしか無い話しかな?と思っていたのだけど意外や意外。とんでもない大物が次々と釣れてしまった印象 眠れる殺人を掘り起こす話というよりも琴子が何度か言及しているように「人の死によって上...
スリーピング・マーダー編が始まった際は単純に会長が過去に行った過ちを明らかにし清算する程度の意味合いしか無い話しかな?と思っていたのだけど意外や意外。とんでもない大物が次々と釣れてしまった印象 眠れる殺人を掘り起こす話というよりも琴子が何度か言及しているように「人の死によって上手くいったという過去の行いを正し秩序を取り戻す」ことにあったのか それが判っていれば今回の話での琴子の役割は単純なのだけれど、彼女の思惑や狙いを把握しないままに読み進めていくと作中人物と同じように琴子に翻弄される羽目になる いや~、まさか虚構を組み上げた先に真実があるとは思わなかったよ。本当に意外な展開だった 今回の話を進める中でポジション的な意味において重要人物となっているのは孫娘の莉音だね。彼女は事件当時を知らない年齢である事から他とは違う視点で物事を見られるだろうと会長に思われたが、蓋を開けてみれば彼女だけがあの集まりで真の意味で無関係とも言える立ち位置であったのは驚き。 過去の殺意に無関係だから会長が相続人を集めたことにも恐れを抱かないし、琴子の皆を翻弄するような言動にも恐怖ではなく怒りで対応することが出来た。だからこそ、琴子が望んだ虚構を推理出来る 莉音が組み上げた虚構はある意味誰も不幸にしないものであり、殺人計画を実行しなかったとしても残り続ける罪悪感を元々持っていた関係者からすれば受け入れやすいもの。特に会長にとっては自分が望んだ形となっている だからこそ、歪に間違った秩序を肯定しつつ受け入れやすい結論に至ってしまった虚構は間違いとなる。なら、妖と人の秩序を取り持つ知恵の神である琴子はそんな虚構は壊さなければならない そこで虚構を壊す存在として真実が必要となってくるわけだね。 まあ、あの場面で琴子が示した真実も妖狐が関わっていたことを隠すためにそれなりに虚構が混ざっていたりするんだけど。 その虚構を信じさせるためにそれまでの推理過程で示された要素を拾い上げて最終的に皆を信じさせる構図にしているね。これは鋼人七瀬や他の話でも何度か行われた手法だけど、何度見ても素晴らしいね 一旦丸く収まりかけていた場をぶち壊し、眠れる殺人を起こした琴子。それがどれほど恐ろしく皆々の後悔を呼び起こすものであるかはそのシーンでの関係者の表情が嫌というほど語りかけてくるね ……そんな極大の緊張シーンにギャグを挟み込んでくるとはまさか思わなかったけど。確かに銃弾の峰って何処だ(笑) 事件は解決されても気持ちよく終わらずむしろ後悔ばかりが見えてしまう琴子の非情な裁定。これを見て九郎がどう思ったかは確かに気になる点だね 後、本筋には一切関係ないけど、一般作品であの単語を目にするとは思わなかったよ。琴子ってどう考えても言葉選びが下品だよね……
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