FUZZY-TECHIE イノベーションを生み出す最強タッグ

スコット・ハートリー(著者), 鈴木立哉(訳者)

• 販売会社／発売会社: 東洋館出版社
• 発売年月日: 2019/10/03
• JAN: 9784491036304

商品レビュー

2021/08/08

「哲学なんか勉強しても役に立たない」といった意見や、それに反対するように本書のような「リベラルアーツは役に立つ」という意見。

21世紀は「人間とはなにか？」が問われる時代です。役に立つ／立たないといったレベルの議論ではなく、人間性を学ぶためにリベラルアーツは必須だと思っています

それはそうと、本書で紹介されている人たちは挑戦する姿勢が素晴らしいです。まさに今の日本人には欠けていて求められている起業家精神に溢れています。

2020/09/10

文理融合の意義を説く本だが、そもそも文系/理系という区分けが曖昧で、「文系だとソフトスキルがある」という様な前提にそもそも疑問符がつく。

本書の一番の目的は、文理融合の意義を理解していない人に、数々の事例をもってその意義を理解してもらうということだと思うが、そもそも理解しようとしない人は本書を手に取らないだろうし、文理融合の意義をある程度理解している人にとっては、各事例を「理系要素の中に文系要素を加える」というかなり大雑把な議論をしていることに対し違和感を感じてしまうのではないか。

単純にスタートアップの成功の事例集としては価値あるものだと感じた。

2020/05/16

文系と理系の協力が重要なんだという主張。STEM分野の職能を有さない文系（リベラルアーツ）人間がハイテク主導経済で成功できないというのは神話で、文系で成功している人々を紹介している。しかし、文系で成功している人々が文系人間全体のどれくらいなのかについては触れられていない。
ハイテクが誰の手にも入る今、それをどう使うかが重要ということは納得。
文系人間としては励まされるが、ただ自分も紹介されている文系人間のような価値を世の中に提供できるかといえばどうなのかなと思う。