井上一樹自伝「嗚呼、野球人生紙一重」 中京テレビスポーツスタジアム★魂presents

井上一樹(著者)

• 販売会社／発売会社: ぴあ
• 発売年月日: 2019/10/02
• JAN: 9784835639314

商品レビュー

2025/01/15

「紙一重の野球人生」

胸が熱くなりました。"育ててくれた地への最大級の恩返し"を期待して、ドラゴンズ監督一年目のシーズンを刮目させていただきます。

2024/11/01

井上一樹、監督就任に伴い読みました。

全てのエピソードが面白く、読みやすかった。

星野仙一さんと立浪和義さんが素晴らしい人であることに改めて感じた。

2020/11/09

現在阪神タイガースの打撃コーチを務める元中日ドラゴンズ選手の井上一樹氏の半生と現役時代のエピソードなどを書いた一冊。

ドラフト2位として鹿児島商業高校からプロ野球の世界に入り、厳しい練習を経て3回のリーグ優勝に貢献し、選手会長も務めた著者のエピソードは紙一重で変わっていたものも多いなぁと感じました。
体格の良さから相撲界に入門しようとしていたことやピッチャーとして入団してひょんなことから打者へと転向して活躍するまでの話など一つ違えば全く違う道を歩んでいたということを感じました。
また、象徴となったピンクのリストバンドが誕生した秘話や印象的な1打席でのエピソードなども当時の赤裸々な気持ちが書かれていて楽しく読むことができました。

二軍監督としてどのように選手のモチベーションをあげるかやプレイに対する叱り方などは指導者としての育成法として学びになりました。
また、立浪和義氏や星野仙一氏など選手時代に交流の深かった方とのエピソードも非常に興味深いものでした。
特に星野氏とのエピソードは生前は闘将として恐れられた星野氏の恐いながらも選手想いな一面溢れており好感が持てました。

秀でた才能がなくても努力と自分のアピールできるポイントを伸ばすことで著者のように選手としてチームに名前の残さことができるということを感じたことと本書に書かれた経験を経て著者がこれから指導者として球界にどんな名選手を輩出してくれるのか楽しみになる一冊でした。